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現代自、鄭会長が米国市場を視察

アイオノックの出荷控え 

  • 鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長は、就任後初めての米国出張に乗り出した。去る1月にシンガポールを訪問したことに続き、今年に入って2回目の海外出張だ。チョン会長はコロナ19の拡散が本格化する前の昨年2月に米国を訪問した後、1年2カ月ぶりに米国を再び訪れた。

    23日の業界によると、チョン会長は17日に専用機で米ロサンゼルス(LA)に出国し、24日に帰国することが分かった。チョン会長の今回の出張は今年の下半期から米国市場で販売することを計画した現代自動車初の専用電気自動車「アイオニック5」と関連して、生産現場を点検するためのものと見られる。

    特にジョー・バイデン政府のエコカー政策に合わせ、米国市場での販売戦略を全体的に見直しするための現場点検の目的もあると分析される。米国は現代自動車グループが最大の売上げを上げる地域であるうえに、バイデン政府の発足を契機に電気自動車販売の拡大が本格化する地域にあげられている。

    チョン会長は現代自動車の販売法人があるLAとアラバマ州の現代自動車工場にも立ち寄って、アイオニック5の現地生産のためのさまざまな事項を確認したことが分かった。アイオニック5は国内では19日から、顧客に本格的に引き渡されている。現代自動車は22日、今年第1四半期の業績発表直後に開かれたコンファレンスコールを通じて、今年の下半期に米国でアイオニック5を販売する計画だと明らかにした。

    現代自動車が米国の電気自動車市場を適切に攻略するには現地生産が避けられない状況だ。バイデン大統領は大統領選挙の過程で「エコカー産業で100万の雇用創出」を公約に掲げただけに、米国政府は世界的な各自動車メーカーに、米国内に電気自動車の生産工場を備えることを誘導している。現代自動車はアラバマ工場にアイオニック5の生産ラインを新たに増設するか、既存のラインを切り替えるかどうかを判断するタイミングだ。

    チョン会長はLAの現代自動車米国販売法人で現地スタッフを励ましており、米国の販売戦略を検討したことが伝えられた。現代自動車グループは今年に入って、米国市場での販売を大幅に増やしている。特にジェネシスが「GV80」発売後に突風を起こしている。現代自動車グループは、米国市場では今年の1~3月に33万4902台を販売し、前年同期(227万2775台)よりも販売量が22.98%増加した。特にジェネシスの販売量は8222台で、前年の同じ期間(3995台)よりも107.9%増加した。 GV80が出荷されて4431台が販売された効果が大きかった。

    一部では今回の出張中にチョン会長が米アマゾンの関係者と会い、ラストワンマイルモビリティ分野でのコラボレーションを進めた可能性もあるという意見が出ている。

    ラストワンマイルモビリティは特定の交通手段を利用した後、最終的な目的地に到着するまでの残り「1マイル(約1.6㎞)」を移動するときに使われる交通手段をいう。現代自動車グループが昨年買収した米国ロボット企業のボストンダイナミクス社は、ラストワンマイル分野に適用可能なロボット技術力を保有している。
  • 毎日経済 | ソ・ドンチョル記者/パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-23 23:00:02