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SKイノ、バッテリー「世界トップ3」達成が目前に


    「フォードとの合弁を勘案した時、SKイノベーションの累積受注量は1000GWh(ギガワット時)で、金額的には130兆ウォンを超える」。SKイノベーションバッテリー事業のチ・ドンソプ代表が23日(現地時間)、文在寅(ムン・ヂェイン)大統領の米国ジョージア州SKイノベーションバッテリー工場訪問当時に語ったこのような発言をめぐってバッテリー業界が神経を尖らせている。チ代表の発言は事実上、フォードからの受注量を間接的に公開したものだという理由からだ。 。

    24日のバッテリー業界によると、SKイノベーションはバッテリーの累積受注残量が1000GWhで、「グローバルトップ3」入りが可能だという見通しが出ている。実際に1000GWhを達成することになれば、1500GWh以上を確保したことで知られるLGエネルギーソリューションと、1200GWh以上を受注した中CATLに続いて世界第3位が有力だと分析される。 1GWhあたりで約電気自動車1.5万台分のバッテリーを供給できることを勘案すれば、電気自動車1500万台分のバッテリーを受注したわけだ。

    SNEリサーチによると、今年第1四半期のバッテリー使用量は中国のCATLが1位を占めたなかで、LGエネルギーソリューション、日パナソニック、中BYD、サムスンSDI、SKイノベーションが続いている。 SKイノベーションは果敢な投資を通じてこれまでのグローバルなバッテリー受注量は、2018年第1四半期の0.11GWhから第1四半期には2.4GWhに、約22倍も増加した。同じ期間におけるシェアは1%から5.4%に、大幅に増加した。

    SKイノベーションがグローバルなシェアを急激に増加させることができたのは、グループレベルでのスピード感のあるバッテリー投資のおかげだ。崔泰源(チェ・テウォン)SK会長は去る20日、ムン・ジェイン大統領と韓・米首脳会談のための米国の訪問直前に、フォードと6兆ウォンを投資して年産60GWh規模の電気自動車用バッテリーの合弁会社「ブルーオーバルエスケイ(Blue Oval SK)」を設立する計画を明らかにした。

    両社はジョイントベンチャー(JV)を介して2020年代の半ばから米国で、年間約60GWhの電気自動車用バッテリーとセルおよびモジュールなどを製造することにした。

    SKイノベーションが米国に対するの投資を増やす理由は、米国での電気自動車市場の成長が急であり、米政府が強力に推進する電気自動車産業バリューチェーンの構築戦略は、SKイノベーションに大きな機会になりうると判断したからだ。ハナ金融投資によると、米国の電気自動車市場の規模は昨年の32万9000台から、2025年には147万1000台で347.1%増加する見込みだ。同じ期間に中国市場の規模は111万3000台から380万台に、欧州は136万5000台から335万5000台に大きくなる見通しだ。

    SKイノベーションはすでに米国ジョージア州に2つの電気自動車用バッテリー工場を建設している。第1工場は来年の稼動を目指し、ドイツ1位の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンの主力モデル「ID.4」に搭載される予定の「ハイニッケルNCM」バッテリーを生産する予定だ。

    SKイノベーションは米国第2位の自動車メーカーであるフォードに供給するために第2工場も建設中だ。来年末に建設が完了すれば、SKイノベーションはニッケルを90%に引き上げたハイニッケルNCMバッテリーを生産する計画だ。

    SKイノベーションは米国のほかに欧州と中国など、電気自動車3大市場で全方位的にバッテリー工場を建設中だ。SKイノベーションは中国では北京汽車(Beijing Automobile Works)および北京电控(behc)との合弁会社(JV)を介して常州工場を運営しており、中国のバッテリー企業であるEVEエネルギーと鹽城と惠州工場を運営している。

    欧州では昨年量産に突入したハンガリー第1工場のほか、9400億ウォンを投資して年間9GWh規模のバッテリーを生産できる第2工場を建設している。
  • 毎日経済 | チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-05-24 19:49:24