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LSオートモーティブ、エコカー部品企業への変身を加速

売上げ1兆が目前 


    「早期投資した未来車の部品事業が成果を見せ始め、来年には初めて売り上げ1兆ウォンを突破することができるものと思われる。」

    先月25日、京畿道安養市に位置するLSオートモーティブ本社で会ったイ・チョルウ代表(写真)が明らかにした抱負だ。 LSオートモーティブはスイッチとランプやコンバータなどの自動車用部品を製造する企業だ。

    イ・チョルウ代表は「今年は史上最大の売上げである9200億ウォンを達成し、来年には1兆1000億ウォン水準にまで売上を引き上げる」とし「今年の転換点として親環境電気自動車部品事業を本格的に推進する」と強調した。

    LSオートモーティブはこれまでは内燃機関自動車に使用される部品を主に生産していた企業だ。イ代表は市場が変わるという流れを読んで2018年に「eモビリティ事業部」を新設し、未来車市場にそなえてきた。イ代表は「最近、電気自動車市場が大きくなりつつ、内燃機関車の部品を製造していた企業は困難に陥るだろうという観測が多い」とし、「LSオートモーティブは先制的投資をしてきただけに、20%水準の未来車事業の割合を35%まで引き上げることができる」とし語った。同氏は「すでに受注した事業も多い」とし、「今年の受注目標は2兆5000億ウォンだが、2025年までにこれを3兆5000億ウォン水準に大きくすることができるだろう」と付け加えた。

    LSオートモーティブの代表的未来車の部品は48V(ボルト)コンバータだ。マイルドハイブリッド(MHEV)自動車に使用されるこのコンバータは、12V水準である一般車のバッテリーの低い電圧を48Vに高める中核部品だ。 MHEV自動車は一般内燃機関車に電気モーターを一基追加した車だ。自動車に搭載された48Vコンバータがバッテリー電圧を大きくすれば、これがエンジンを補助して燃費と性能を向上させ、汚染物質の排出を低減することができる。 LSオートモーティブは、すでに2500億ウォン規模の48Vコンバータ供給契約を受注したことが伝えられた。

    イ代表は「2030年までに全世界で販売される車の中で20%ほどが48Vコンバータを装着し、マイルドハイブリッドシステムを使用する」と説明した。同氏は「実際に48Vコンバータを取り付ければ、バッテリーでエンジンを補助し、燃費を約15%向上させることができる」と付け加えた。

    LSオートモーティブは電気自動車時代のための準備もすべて終わった。電気自動車の核心部品である高電圧(high-voltage)コンバータの開発に成功したからだ。高電圧コンバータは48Vコンバータと逆に、電圧を下げる装置だ。イ代表は「今後は電気自動車の需要が大きくなるほど、高電圧コンバータに対する要求も増加するだろう」と明らかにした。

    LSオートモーティブは自律走行車に搭載される主要部品の開発も終え、量産に突入した。自動駐車機能などに活用されている電子変速レバー(SBW)が代表的な例だ。 SBWは通信を通じて車を制御する電子デバイスであるために、プログラムから命令を受けて中間で変速機を制御することができる。イ代表は「関連する機能が自動車に搭載されて、需要が増えている」と語った。
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  • 毎日経済 | イ・ジョンファ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-06-01 18:15:24