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SK、ベトナムの薬局チェーンに1100億投資

東南ア市場攻略に拍車 

  • ベトナム最大の薬局チェーンに対するSKの投資は、SKが追求する海外戦略の方向性を示している。爆発的な人口増加に比べてインフラの発展は遅々として進まない東南アジアに、先進的な流通システムを移植して成長を図るという腹案だ。

    SKは先だって3年の間にベトナム企業のみに総2兆ウォン台の投資をするなど、東南アジア市場での積極的な買収・合併(M&A)の動きを示している。 2018年に設立されたSK東南アジア投資法人を拠点として、現地の高成長企業を物色してきた。法人を設立してから数ヶ月後にマサングループ(Masan Group)に対する5000億ウォン台の投資を断行したのは、ベトナム市場に向けたSKの意志を明確に表わしたという評価だ。マサングループはビングループ(Vingroup)とともに、ベトナムの2大民間企業にあげられる。

    当時、SKはベトナム最大の飲食(F&B)企業に選ばれるマサングループの株式9.4%を確保するとともに、戦略的パートナーシップを締結した。このことから、マサングループが集中的に育成している総合消費財事業の追加投資に対する権利を得た。

    SKは去る4月に現地の流通1位企業であり、マサングループの子会社であるビンコマース(VinCommerce)の株式16.3%を4600億ウォン台で取得したことは、このパートナーシップにもとづくものだ。先だってマサングループは2019年12月、ビングループからビンコマースを買収した。ビンコマースはベトナムで2300以上のコンビニエンスストアやスーパーマーケットを運営している。

    2019年には「ベトナムのサムスン」と呼ばれるベトナム時価総額1位企業のビングループの株式6%を1兆1300億ウォンで確保した。これら2社の民間企業とのコラボレーション関係を構築することにより、現地でさらに大きな拡張性を持つこよになったわけだ。

    ベトナムのヘルスケア分野の投資も、今回が初めてではない。昨年5月に東南アジア地域の投資担当子会社であるSKインベストメントⅢを通じて、ベトナムの5大製薬会社であるイメックスファーム(Imexpharm
    )の株式24.9%を取得した。

    ベトナムをはじめとする東南アジアの医薬品市場は体系化されておらず、成長性が高いことが期待される。最近は経済の高空成長によってベトナムの国民は保険加入を増やしつつあり、先進ヘルスケアへに対する需要も高まっている。市場調査機関のスタチスタによると、ベトナムの一般医薬品の営業市場は二桁成長を持続し、2024年には7億1680万ドルに達すると予想される。

    SKが新規投資するファーマシティ(Pharmacity)は、ベトナム最大のドラッグストアチェーンだ。ファーマシティの2020年の売上高は、前年比で100%以上増加したことが分かった。ファーマシティは2020年末の時点で461店舗を保有しており、今年末までに全国に1000店舗を建てるという目標だ。これによって年間売上高は230%増加すると観測される。
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  • 毎日経済 | カン・ドゥスン記者/パク・チャンヨン記者/チェ・グンド記者 | 入力 2021-06-18 20:28:45