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LG電子と加マグナの合弁会社、来月発足

電装事業部の売上げ10兆にらむ 


    LG電子は来月に電気自動車用パワートレイン(動力伝達装置)の合弁会社を立ち上げて、未来の成長動力である電装事業の核心ポートフォリオを完成する。業界ではLG電子の電装(VS)事業本部は今年の黒字転換達成に続き、来年には売上げ10兆ウォンを突破し、名実共にLG電子のコアビジネスの軸に上がると予想している。

    28日の業界によると、LG電子とカナダの世界第3位の自動車部品会社マグナインターナショナル(Magna International)の合弁会社である「LG Magna e-Powertrain(LGマグナ・イーパワートレイン)」(仮称)が来月1日に発足する。すでにVS事業本部を通じて車載インフォテイメント事業を、子会社である豪ZKWを通じて車載照明事業を営んでいるLG電子は、今回の合弁会社設立によって電気自動車市場を攻略する主要な3つの事業軸を備えることになった。

    特に新規合弁会社は今年5000億ウォン台の売り上げを記録し、以後も年平均で50%以上の高成長を記録するものと期待される。業界では2025年の合弁会社の売上げは2兆ウォン台に達すると予想する。これに力を得て、LG電子のVS事業本部の売上げは来年10兆ウォンを突破するだろうという見通しも出ている。業界と証券業界によると、昨年は5兆8015億ウォンだったLG電子VS事業本部の売上げは今年の8兆ウォンに続き、来年には10兆ウォンを突破するものと期待される。

    LG電子は2013年にVS事業本部(当時VC本部)を組織し、電装事業を次世代の主力ポートフォリオに選定している。特に具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長が就任した後は、継続して果敢な投資を断行している。ク・グァンモ会長の就任初年度の2018年にLG電子は1兆4000億ウォンを投資して、豪州に本社を置く世界5位の車両用プレミアムヘッドランプ企業のZKWを買収した。

    ZKWはLG電子に買収された後、毎年10億ユーロ(約1兆3500億ウォン)以上の売上げを記録しており、今年は12億ユーロ(約1兆6200億ウォン)の売上げを記録するものと予想される。またLG電子は去る3月、カーインフォテインメントの合弁会社である「アルート」を発足させた。

    このようなLG電子の果敢な投資は、電気自動車の普及が増えて自律走行機能を搭載した車両が増え、自動車の核心部品がエンジンから電子装備などに変わるだろうという見通しによるものだ。市場調査機関のIHSマークィットによると、世界的な電気自動車の生産規模は今年の1560万台から2025年には4297万台まで急増すると予想される。

    電装事業はLG電子の既存の事業ポートフォリオとの相乗効果も大きい。 LG電子は家電製品の「心臓」と呼ばれるモーターの核心部品の研究開発と完成品の生産まで、すべて自社内で消化する。電気自動車に使用されるモータは、生活家電のモーターと核心技術を共有する。このことから電装事業は来月に撤退を控えたモバイル事業を代替しつつ同時にディスプレイや生活家電とともに、LG電子をリードする中核事業として生まれ変わることを期待される。

    一方、発足を控えたLGマグナ・イーパワートレインの初期代表取締役(CEO)としては、チョン・ウォンソクLG電子VS事業本部グリーン事業部担当が内定したことが伝えられた。
  • 毎日経済 | パク・チェヨン記者 | 入力 2021-06-28 21:38:44