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LGエンソル、51兆の米国電気バス市場に照準あわせる

  • LGエネルギーソリューションはバイデン米政府の発足以来、急速に成長すると期待される電気バス市場の攻略に乗り出す。米国市場で占有率1位の電気バス会社に円筒形バッテリーを供給する契約を延長して、現地に追加の工場を建設する案も検討している。

    米国の電気バス会社「Proterra(プロテラ)」は12日、LGエネルギーソリューションとバッテリー供給の追加契約を締結したと発表した。今回の契約は2016年から続いてきた契約を2024年まで延長する部分と、2025年から発効される「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」に対応するために、現地に設立した工場で2028年までバッテリーの供給を受ける部分など二種類だ。

    USMCAは電気自動車の核心部品の75%以上を現地で生産した製品を使うことで無関税恩恵を与えている。現在、LGエネルギーソリューションは米国のポーチ型バッテリー工場だけを保有しているだけに、円筒形バッテリー工場を設立する可能性が高い。

    LGエネルギーソリューションは、すでに米国にGMとともに設立するバッテリー合弁会社に加え、工場設立に乗り出すと明らかにした。両社は今年の第4四半期に理事会で契約案件を議決することにした。業界ではプロテラとLGエネルギーソリューションが結んだ契約の規模は数兆ウォンに達すると推定している。

    2004年に米カリフォルニア州に設立されたプロテラは、北米の電気バス市場の50%を占有している電気バス企業だ。昨年の売上げは約2140億ウォンを記録し、今年は上場を進めている。これを通じて確保した資金で、拡大する米国電気バス市場で独歩的な地位を確かなものにするという戦略だ。

    業界ではLGエネルギーソリューションの今回の契約は、車両の電動化が商用車にも拡大していることを示す信号弾と見ている。バイデン政府は電気自動車市場の拡大案を発表し、スクールバスや市内バスなどを電気バスで代替するために予算450億ドル(約51兆ウォン)を割り当てた。

    業界関係者は「完成車メーカーは電気バス市場に対応するために、新モデルなどを出荷する可能性が高い」とし、「2016年から関連事業を行ってきたLGエネルギーソリューションが市場を先取りする機会」だと語った。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者 | 入力 2021-08-12 19:16:47