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サムスン、欧州でも中シャオミに1位を奪われる
第3四半期には逆転か
- シャオミは今年の第2四半期、欧州のスマートフォン市場でサムスン電子を抜いて1位を占めた。シャオミは今年の6月に、サムスンを抜いて世界市場で初めて王座に上がった。
18日のグローバルな市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、第2四半期にシャオミはロシアと独立国家共同体(CIS)を含むヨーロッパ地域全体での市場シェアで首位に上がった。
サムスン電子は2位だったが、ロシアとCISを除くヨーロッパ地域では1位を守った。
ヨーロッパを細分したときのシェア順位は、西ヨーロッパでは米アップル、韓サムスン電子、中シャオミの順であり、東欧はシャオミ、サムスン電子、アップルの順だった。ロシアとCISはシャオミ、サムスン電子、アップルの順だった。
サムスン電子が1位を占めた国はポーランド(42%)をはじめ、イタリア、ギリシャ、オランダ、ノルウェー、ポルトガルなどだった。
アップルは英国(44%)を筆頭に、オーストリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、スウェーデン、スイスなどで1位に上がった。シャオミはスペイン(40%)、ベルギー、デンマーク、ロシア、ウクライナなどで首位を占めた。資料提供=カウンターポイントリサーチ
ただし第3四半期にはサムスン電子が逆転し、再び1位を取り戻すだろうとカウンターポイントは予想した。
カウンターポイントは「(サムスンが)一部の地域でシャオミに1位を奪われたが、コロナ19で工場の稼働を中断した生産支障を負ったことにともなう一時的な影響」だとし、「依然としてサムスンは多くのヨーロッパ市場で1位を守っている」と説明した。
また「第3四半期にはサムスンが供給問題を解決し、再び首位に上がると予想される」とし、「中低価格のAシリーズが全地域で良い販売実績を記録しており、フォルダブルスマートフォンの出荷でプレミアム市場でも善戦するだろう」と付け加えた。
シャオミは今年の6月に世界市場でもサムスン電子とアップルを抜いて初めて1位を占めた。
去る6日にカウンターポイントが発表した報告書によると、今年6月にシャオミは17.1%の販売率でサムスン電子とアップルを抜いて世界販売台数で1位を記録した。 2010年の創立以来で初の1位だ。
月別の成長率もまた、前月比26%で3つのブランドの中ではシャオミが最も急だった。シャオミに続いてサムスン電子が15.7%で2位に上がったし、アップルは14.3%で3位にランクされた。
シャオミのこのような成長は、米国政府の中ファーウェイに対する制裁が昨年第3四半期から本格化したことが影響を与えた。ファーウェイは昨年第3四半期から世界でのスマートフォンの販売台数が急減し、市場シェアも大幅に下落した。
昨年の第1四半期にファーウェイは世界市場での占有率で2位を占めたが、今年に入って5位圏から落ちた状態だ。シャオミはファーウェイのスマートフォン需要を吸収し、今年の第1四半期に14%のシェアで3位を占め、最近はサムスンとアップルさえ抜いた。 - 毎日経済 | キム・スンハン記者 | 入力 2021-08-18 14:59:54