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現代重、「韓国型軽空母」受注乗り出す…英バブコック社と協力


    • 賈三鉉(カ・サミョン)韓国造船海洋社長(右)とバブコックグループのJohn Howie(ジョン・ハーウィ)統括最高経営責任者(CEO)は先月31日、韓国型軽空母建造のためのパートナーシップを締結した。 写真提供=現代重工業


    現代重工業は英国の防衛産業企業であるBabcock(バブコック)社と手を組んで、国内初の「韓国型軽空母(CVX)」開発プロジェクトを本格的に推進する。超大型コンテナ船と液化天然ガス(LNG)運搬船などの商船と特殊船分野でも世界的な競争力を確保するという計画だ。

    現代重工業は1日、先月31日にバブコックと釜山のバブコック・コリアで韓国型軽空母建造のためのパートナーシップを締結したと明らかにした。バブコックは英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス艦」の開発に参加するほど独自の競争力を持つグローバルな防衛産業企業だ。

    賈三鉉(カ・サミョン)韓国造船海洋社長は「造船と防衛分野で最高の技術力を備えた両社の緊密な協力を通じて、大韓民国の旗艦としてわが国の領海を守る最適の韓国型軽空母を完成させるつもり」だと語ったバブコックグループのJohn Howie(ジョン・ハーウィ)統括最高経営責任者(CEO)は「世界1等の造船社である現代重工業とのパートナーシップにしたがって両社が保有する技術力とノウハウを結集し、グローバルな艦艇事業をともに先導していく」とした。

    韓国型軽空母は国防部が「2020~2024年国防中期計画」で初めて策定した。軽空母は探知装置と防御武装などを備え、垂直離着陸機とヘリコプターなどのさまざまな航空機を搭載・運用しながら海洋統制任務と上陸作戦任務を遂行する、海の上の多目的軍事基地だ。国防部は早ければ2022年から軽空母を第一線に配置するという構想だ。

    今回の事業は概念設計と基本設計、および実線の建造などの段階に進む。現代重工業とバブコックは最初の段階である概念設計を受注し、昨年に成功裏に仕上げた。今回のパートナーシップを通じては、来年初めの入札予定の基本設計事業に共同参加する予定だ。受注時には実船の建造まで協力することにした。

    現代重工業は1975年に特殊船事業を開始した。以降は国内初のイージス艦である世宗大王艦と次世代護衛艦である仁川艦など、総90隻の戦闘艦と潜水艦を設計して建造した。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者 | 入力 2021-09-01 17:38:11