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ポスコインター、豪「セネックスエネルギー」を7700億で買収

  • ポスコグループの子会社で総合商社のポスコインターナショナルは、豪州の天然ガス生産企業を買収する。ポスコインターナショナルは10日の公示を通じて、豪Senex Energy(セネックスエネルギー)との株式9281万9070株を約3720億ウォンで買い入れると明らかにした。持分構造はポスコインターナショナルが50.1%、現地のエネルギー企業であるHancock Prospecting(ハンコック)が49.9を持つ共同投資の形態だ。買収作業はセネックスエネルギーの株主総会での可決と、現地裁判所の承認などを経て最終的に仕上げされる。

    財界によると、これはポスコインターナショナルが2010年にポスコグループに編入されて以来に行われた、最大規模の買収・合併だ。セネックスエネルギーは豪州6位の天然ガス生産企業で、豪州東部のクイーンズランド州に所在する3つの陸上ガス田などを保有している。

    ポスコインターナショナルは豪州の大手鉱山会社であるRoy Hill(ロイ・ヒル)と炭素排出削減のための協力体制を構築する過程で、ハンコックとのパートナーシップを構築してきた。ハンコックはロイ・ヒルの最大株主であり、ポスコはロイ・ヒルの株式12.5%を保有することで、年間1600万トンの鉄鉱石の供給を受けている。今回はセネックスの共同買収までも成功させたことで両社は海外投資リスクを分担し、今後のエネルギー転換事業の分野でもシナジーを発揮する見通しだ。

    財界ではポスコインターナショナルのセネックスエネルギー買収を、液化天然ガス(LNG)事業を基盤としたエネルギー領域の拡張という次元だと解釈する。先月、ポスコインターナショナルは天然ガスの埋蔵可能性が高いマレーシア海上鉱区の探査運営権を獲得し、ミャンマーに集中していたエネルギー事業の地図をさらに広げた。またインドネシア国営石油ガス公社PT Pertamina(ペルタミナ)と、ジャワの東部海上に対する共同調査合意書を締結した。

    ポスコインターナショナルはセネックスのガス田を活用した二酸化炭素捕集・貯蔵事業とブルー水素・グリーン水素の生産などを通じて、グループの炭素中立目標にも寄与するという方針だ。
  • 毎日経済 | イ・ユソプ記者 | 入力 2021-12-10 17:43:30