記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 総合

サムスン電子、高性能メモリ半導体を電気自動車市場に投入

  • サムスン電子は次世代車両用高性能メモリ半導体を量産し、市場の拡大に乗り出した。自律走行と車両用インフォテインメントシステムの性能が向上し、自動車にもサーバー用メモリ半導体級の高性能製品の活用が増えており、市場はさらにすばやく成長する見通しだ。

    サムスン電子は16日、高性能ソリッドステートドライブ(SSD)とグラフィックスDRAMなどの性能と信頼性を強化した自動車用メモリソリューションを、電気自動車の各完成車メーカーに供給すると明らかにした。

    これまで車両用メモリ半導体は、スマートフォンやカメラなどの記憶装置として幅広く使用されるSDカードやUFS(ユニバーサルフラッシュストレージ)など、比較的性能の高くない製品が中心だった。

    しかし今回供給される製品は、高性能インフォテインメントシステムに最適化されたPCIe Gen3 NVMe 256GB(ギガバイト)SSD、2GB DDR4 DRAM、2GB GDDR6グラフィックDRAMなど3種と、自律走行システムに使用される2GB GDDR6グラフィックDRAM、128GB UFSなどの2種だ。サーバー用ストレージ装置としても使用されるSSDや、PC・高性能ゲーム機などに主に使用されていたグラフィックDRAMまでが車両用メモリ半導体市場に組み込まれたわけだ。

    市場調査機関のIHSマークィットによると、今年初めに450億ドル(約53兆2900億ウォン)水準だった車両用半導体市場の規模は、年平均で9%以上成長し、2026年は740億ドル(約87兆6400億ウォン)に、2030年には1100億ドル(約1 2700億ウォン)と大きくなる見通しだ。

    今回供給する256GB SSDは業界最高性能を持っているというのがサムスン電子の説明だ。連続読み取り速度は毎秒2100MB(メガバイト)、連続書き込み速度は毎秒300MBで、これまで車両に搭載されるeMMC(埋め込みマルチメディアカード)と比較してそれぞれ7倍と2倍速い。

    サムスン電子メモリ事業部のハン・ジンマン戦略マーケティング室長(副社長)は、「尖端自動車用トータルメモリソリューションの適期な提供を通じて、自律走行時代の加速化に寄与するつもり」だと明らかにした。
  • 毎日経済 | パク・チェヨン記者 | 入力 2021-12-16 17:25:05