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SKオン、米・中・欧にバッテリー専任組織を創設


    崔再源(チェ・ジェウォン)SKグループ首席副会長(写真)がSKオン(SK on)代表に華やかに復帰し、8年あまりにわたる「野人」生活を終えた。電気自動車用バッテリー市場で国内外企業間の競争が激しいなか、チェ首席副会長は外郭ではなく戦場の真ん中で「バッテリー戦争」を陣頭指揮することになった。崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長の弟である同氏が就任し、SKオンのグループ内の地位も高まることになった。

    SKオンは17日、理事会を開いてチェ・ジェウォンSKグループ首席副会長を代表取締役に選任することを議決した。 SKオンは去る10月、SKイノベーションから物的分割した独立法人で、SKグループの命運がかかっている二次電池事業をリードしている。チェ首席副会長はこの日から池東燮(チ・ドンソプ)社長とともに、SKオンの各自代表職を遂行する。

    チェ首席副会長の復帰で、SKオンはオーナー家と専門経営者がともに会社を率いることになった。チェ首席副会長は成長戦略とグローバルネットワーク構築を担当し、チ代表は経営全般を総括するツートップシステムだ。 SKオンの理事会議長職は金俊(キム・ジュン)SKイノベーション副会長が務める。

    SKオンによると、理事会はチェ首席副会長がはやくからバッテリー事業の成長可能性に注目してきたという点と、主要な関係会社を経て積み重ねてきた力量を評価したという。同氏は経営の一線から退いている間も忠南の瑞山と中国の昌州、ハンガリーのコマーロム、米国ジョージア州などの各バッテリー工場の起工式にはもれなく参加してバッテリー事業に力を与えてきた。

    米ブラウン大学で物理学(学士)を、米スタンフォード大学院で材料工学(修士)などを専攻したチェ首席副会長は、技術に対する理解度が高いという評価を受けている。

    財界ではキム・ジュンSKオン理事会議長およびチェ・ジェウォンとチ・ドンソプ代表で組まれた「SKバッテリーチーム」が相乗効果を出すだろうと見ている。 SKオンはすぐに来年から、グローバルトップティアに跳躍するための準備に入ると予想される。

    SKオンはこの日、組織改編も断行した。6人の新規役員を選任し、系列会社から9人の役員を迎え入れた。世界の地域別ごの専担組織の新設は、今回の組織改編で注目する部分だ。チェ・テウォン会長が海外事業拡大のために「グローバルストーリー」を強化するなかで、SKオンは米国・欧州・中国などの海外生産基地別に組織を作ったわけだ。本格的な世界的量産体系の構築と安定した製品供給はもちろん、グローバルな品質管理の強化なども担当する。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者 | 入力 2021-12-17 18:12:34