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LG化学の株価が墜落…LGESの上場を控えて「様子見」か
LG科学の株価推移
二次電池業種の「テジャンジュ（隊長株：株式市場で価格の上昇と取引を主導する株）」であるLG化学は子会社のLGエネルギーソリューション（LG Energy Solution／LGES）の上場をひと月あまりに控え、今年の最低株価記録を新たに書き換えている。
21日、LG化学の株価は前取引き日との比較で2.13％下落した64万2千ウォンで仕上げされた。先月は17％下がったことに続き、今月も7％落ちて下落傾向は継続する姿だ。今年初めに100万ウォンを超えた株価は、最高点よりも40％以上下落した。今年の騰落幅はマイナス22％のレベルだ。
LG化学の二次電池事業部門を物的分割して発足した子会社のLGエネルギーソリューションは、来月11～12日に機関投資家の需要予測と18～19日の一般申込を経て、来年の1月に上場する予定だ。
LG化学株の不振は最近になって二次電池業種が調整を受けた側面もあるが、LGエネルギーソリューションの上場が主な理由だというのがおおかたの評価だ。
これまでLG化学を二次電池株として看做して投資してきた外国人投資家と機関投資家などが踵を返して、LGエネルギーソリューションの公募あるいは上場以後の投資のために準備しているという説明だ。匿名を要求した金融投資業界の関係者は、「LGエネルギーソリューションの上場後も親環境バッテリー素材など、他の事業部門の価値を考慮すれば、LG化学は依然として魅力的だという意見がある」としながらも、「国内の上場会社は子会社の事業価値を50％ほど割引きされているという点を勘案すれば、果たしてLG化学が今後も現在の株価レベルを市場で認められるかどうか見守らなければならないだろう」と語った。
LGエネルギーソリューションの上場を控えたLG化学は、SKバイオサイエンスを上場させたSKケミカルを連想させるという意見が多い。業種は異なるが、どちらのケースも証券市場で投資家が事実上は子会社の事業価値を見て親会社に投資し、それによる期待感で株価が大きく上がって史上最高価を記録した。 SKケミカルはSKバイオサイエンスのコロナ19ワクチン受託生産（CMO）と開発に対する期待で、昨年は代表的なコロナ19の「受益株」と評価されて513％急騰した。 LG化学も二次電池事業部門が赤字を記録した昨年、二次電池の成長に対する期待感で160％急騰した。
懸念となる部分は、子会社の上場が親会社の株価の下落につながる可能性があるということだ。SKケミカルの株価変化
去る3月18日にSKバイオサイエンスが上場した時点を前後して、SKケミカル株は急落した。 SKケミカルはSKバイオサイエンスの上場直前の月である2月に10％下落し、上場月である3月には4取引日を除いて連日下落し、今年の月間取引を基準にして最大幅である34％急落した。 3月の1カ月間で外国人と機関はそれぞれ791億ウォンと1314億ウォンを売り越して、株価の下落を主導した。現在、LG化学の株価下落を主導する主体も外国人と機関だ。外国人と機関は前月にそれぞれ1897億ウォンと1714億ウォンを純売りし、今月に入ってこの日までにそれぞれ963億ウォンと2533億ウォンを売り越している。
業種指数に続いて業種上場指数ファンド（ETF）が水源地を成すなかで、指数とETF編入と編出銘柄の交替売買にともなう需給もまた、株価の変動性を大きくすることがあるという懸念も出ている。去る5月に上場したSKアイイーテクノロジーは6月11日に株価が10％ほど急騰したが、当時ある資産運用会社が二次電池ETFに該当の銘柄を盛り込むために、大引けの同時注文の時に大規模に買い入れたためだ。この日、編出銘柄であるエコプロエイチエヌ（ECOPROHN）の株価は6％ほど下落した。
金融投資業界では、LGエネルギーソリューションの上場で二次電池ETFからLG化学がすぐさま偏出する可能性は高くはないが、編入銘柄の再調整（リバランス）には影響を及ぼすだろうとみられる雰囲気だ。国内に上場された主要な二次電池ETFは、LG化学を高い比重で編入している。今月20日の時点で純資産規模が1兆2404億ウォンに達するコーデックス（KODEX）の二次電池産業ETFへのLG化学の編入比率は19.27％に達する。- 毎日経済 | カン・ボンジン記者/キム・ジョンボム記者 | 入力 2021-12-21 17:23:41
