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韓国最大のK-POP専門公演会場、カカオとソウル市が共同で造成

    • ソウルアリーナ鳥瞰図。[写真提供=カカオ]

    ソウル市がカカオと手を組んで韓国最大規模の大衆音楽公演会場を造成する。2025年にソウル道峰区(トボング)倉洞(チャンドン)駅の近くに建設される「ソウルアリーナ複合文化施設(仮称)」は2万8000人まで同時に収容することを目標としているが、公演施設としては韓国最大規模となる。ソウル市はソウルアリーナを年間180万人が訪れる文化施設に育成するという構想だ。

    ソウル市は4日「ソウルアリーナの代表会社であるカカオのナムグン・フン代表理事とソウルアリーナ複合文化施設民間投資事業(BTOB)実施協約を締結した」とし「ソウル市は上半期に実施計画の承認と建築許可を完了する計画だ」と明らかにした。ソウルアリーナには韓国で初めてアリーナ級音楽専門公演場(1万8269席)と中型公演場(2010席)、映画館(7館)、大衆音楽支援施設、販売・業務施設などが建設される。ソウル市が事業用地を提供し事業施行者が計3120億ウォンの事業費を投入して設計、施工などの建設を引き受ける構造だ。今後の施設所有権はソウル市が持ち、カカオは竣工後30年間ソウルアリーナの運営と維持・管理を担当する。

    ソウル市はソウルアリーナをKーPOP中心の文化施設として造成する方針だ。公演専門基盤施設の構築とともに運営段階ではVR・拡張現実(AR)・ホログラムなどの情報技術(IT)を公演演出・コンテンツに取り入れる予定だ。さらに様々なオンラインプラットフォームと連携し生中継、購読・ストリーミングサービスなど民間の創意性と効率性を最大限活用していくという構想だ。

    今回の実施協約によりソウルアリーナは2015年の事業計画を発表してから7年ぶりに本格的な軌道に乗ることになった。2015年2月に事業計画を発表した後、2018年に韓国開発研究院(KDI)の民間投資事業適格性調査を完了し、2019年9月にはソウルアリーナが優先交渉対象者に選ばれ実務交渉などの事前手続きを進めた。ソウルアリーナは今年6月に着工し2025年に竣工する予定だ。ソウルアリーナには中浪川(チュンランチョン)沿いをつなぐ水辺の展望デッキが設置される。東部幹線道路(地下車道)の上部には水辺の文化空間、中浪川には音楽噴水も造成される。ソウル市の関係者は「創業及び文化産業団地とともに創業と文化の協業、経済、文化広域中心地として造成され、バランスの取れた地域発展を図るものと期待される」と伝えた。
  • 毎日経済 | ユ・ジュノ記者/オ・デソク記者 | 入力 2022-04-04 18:05:25