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「ギャラクシー」販売不振...「新記録行進」にブレーキ

    • サムスン電子の四半期別売り上げの推移



    ◆ サムスン「ギャラクシーショック」 ◆

    サムスン電子は戦略スマートフォン「ギャラクシーS9」の販売不振で、第2四半期は15兆ウォンを下回る営業利益を出すにとどまった。これによって、2016年の第4四半期から続いてきた前四半期対比の営業利益の増加が7四半期ぶりに打ち砕かれた。

    サムスン電子は6日、今年の第2四半期に売上げ58兆ウォンと営業利益14兆8000億ウォンを記録したと発表した。第2四半期の業績は前四半期と比べて売上げは4.2%、営業利益は5.3%減少した。

    予想を下回る業績は、今年2月にリリースした「ギャラクシーS9」の販売ショックのせいだ。証券業界は、第2四半期のスマートフォン事業部(IM)の営業利益は2兆3000億ウォン前後にとどまったと分析した。今年の第1四半期に比べて40%近く減少した数字で、昨年の同期と比較すると半分に過ぎない。

    ギャラクシーS9の第2四半期の販売量は800万台レベルに過ぎないことが分かった。いまの状態が続く場合、今年のギャラクシーS9の全体販売量は、2012年に発売されたギャラクシーS3以後で最も低いと予想される。

    サムスン電子のスマートフォンは、最大市場である中国では1%台の市場シェアで存在感を失い、インドでも中国のシャオミに1位の座を奪われるなど危機に直面した状態だ。

    ギャラクシーショックにも拘わらず、DRAMなどメモリー半導体の善戦のおかげでなんとか実績防御は可能だった。データセンターサーバーとモバイル機器向けメモリの需要が確実に持続し、第2四半期の半導体部門の営業利益は12兆ウォンをこえ、史上最高を記録したものと推定される。全体の営業利益の80%以上を半導体事業部が稼いだわけで、あまりの偏り現象に対する懸念が高まっている。
  • 毎日経済_ファン・ヒョンギュ記者/キム・ヂェリム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-06 18:06:04