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サムスン電子、米の「マシンラーニング」企業に投資
サムスンベンチャー電子の昨年の投資先
サムスン電子の子会社であるサムスンベンチャー投資は人工知能(AI)と自律走行技術に続き、今回は「ビッグデータマシンラーニング」への投資を断行した。
サムスンベンチャー投資の技術投資の動向は、親会社であるサムスン電子がどのような技術分野に関心を持っているかを把握できる部分であり、投資会社に対する関心はかなりのものだ。
13日の電子業界によると、サムスンベンチャー投資は米ボストン所在の革新スタートアップである「タモ(Tamr)」が進行した200億ウォン相当のファンディングに参加した。タモ側も最近、米国の現地メディアを通じて「サムスンベンチャー投資が今回の資金調達への参加を通じて、わが社の顧客から投資家に転じた」と投資のニュースを伝えた。
サムスンベンチャー投資が注目するタモの未来技術は、「機械学習(マシンランニング)」を通じたビッグデータキュレーション(データをカスタマイズして提供)だ。この企業は顧客も持つ膨大なビッグデータをプロファイリングして無駄なデータを整理し、当該の企業の営業・研究開発などに役立つ領域を作成・分類しサービスしている。
グローバル製薬会社「グラクソ・スミスクライン(GSK)」社はタモのデータ分類の過程で、学習能力として顧客に必要な最適のデータが算出され、臨床試験の結果を把握するために必要な時間とリソースを大幅に減らしたことが分かった。このほかトヨタやGEなどがタモの顧客に名を連ね、ビッグデータキュレーションサービスの提供を受けていることが伝えられた。
サムスン側は今回の投資について、「200億ウォンのファンディングの過程に一部参与したことは事実だ」としながらも、具体的な投資額は明らかにしなかった。
サムスン電子がビッグデータキュレーション技術に注目した背景について、「自社AIプラットフォームであるビクスビーなどの技術を高度化するつもりだろう」と分析した。
業界の関係者は、「どんなに優れたAI技術を持っていても、膨大なデータがクレンジング(精製)されない場合には役に立たない」とし、「このことから、ビッグデータキュレーション能力はAI技術を最大限にできる重要な技術要素」だと説明した。
タモ側によるとサムスンの今回の投資に先立って、AIとビッグデータ技術で最強のグーグル(アルファベット)が子会社のGoogleベンチャーズを通じて投資を断行した。- 毎日経済_イ・スンフン記者/イ・ヂェチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-13 20:19:37