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LGグループ、新規投資と事業再編に速度出すか

    • クォン・ヨンスLGユープラス副会長



    クォン・ヨンスLGユープラス副会長が来週初めに持株会社に異動することで、LGグループの経営戦略に少なからぬ変化が近づくように見える。

    具光謨(ク・グァンモ)新会長が果敢で猪突猛進的な経営スタイルで知られているクォン副会長を持株会社に呼び込んで、投資と事業構造の再編が加速するという観測が出ている。

    持株会社である(株)LGはクォン副会長の着任に先立って、重要な席であるLG人事チーム長をLG化学の人事責任者であるイ・ミョングァン副社長に交代した。

    13日、財界関係者は「LGグループの文化に照らしてみると、クォン副会長ほど野性を持つCEOはグループ内にほとんどいない」とし、「クォン副会長の性向がグループ経営全般に反映されると、新規事業への投資や事業再編が果敢に行われうる」と語った。

    クォン副会長は1999年のLG電子在職当時、オランダのフィリップスから16億ドル規模の投資を誘致して、LGフィリップスLCD発足の核心的な役割を果たした。 LG化学の電池事業本部社長時代にも積極的な海外営業で成果を出し、LGユープラスはケーブルテレビ事業者であるCJハローの買収に公然と関心を示すこともした。

    LGグループは系列会社別に専門経営者が責任経営を行う体制を確固として維持している。しかし毎年2回開催される事業報告会を通じて、持株会社と1対1で経営戦略を議論するなど、系列会社間のシナジー効果を出すための緊密な協議体制を備えている。クォン副会長はク・グァンモ会長が水面下で経営構想を練るあいだ、持株会社の運営と対外活動を事実上専任するものと見られる。電子とディスプレイ、化学やユープラスなどのLGグループの中核会社をことごとく経た最高財務責任者(CFO)出身の専門家という点は、自他ともに公認するクォン副会長の利点だ。

    LGグループのクォン副会長の「ワンポイント」人事は、国内外の経営環境がいつもどおりではないという判断にしたがって、経営承継が円滑に行われないと大きな困難に陥ることがありうるという危機意識が作用したとみられる。

    最近、四世への経営承継過程で見せたLGグループの一糸乱れぬ動きも、このような雰囲気と無関係ではないという分析だ。具本茂(ク・ボンム)前会長の死去直前の昨年5月17日、ク・グァンモ会長の(株)LG取締役への選任の事実を公開したLGは、先月の株主総会と取締役会を開き、当時のLG電子常務だったク・グァンモ会長をすぐに会場に推戴して具本俊(ク・ボンヂュン)副会長の退任を策定した。

    ク・グァンモ会長の承継策定からクォン副会長の人事まで2ヶ月もかからなかった。

    持株会社の「ク・グァンモ-クォン・ヨンス」経営体制がすぐに始まるだけに、今年の末に行われる定期役員人事では大々的な変化があるだろうという予想も出ている。一部ではクォン副会長の性格上、持株会社の代表として公式就任後すぐに組織改編を断行する可能性も提起されている。

    業界の関係者は、「新たな経営体制が構築されているLGは、不振事業の抜本的な構造調整に乗り出す可能性も大きい」とし、「選択と集中の戦略を駆使して革新的なシグナルを与えれば、市場でも肯定的に認識するだろう」と語った。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-13 20:20:01