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現代重「ジャックポット」...8320億LNG船を受注

  • 現代重工業は一度に液化天然ガス(LNG)運搬船4隻を受注することに成功した。現代重工業は17日、ギリシャのキャピタル社と16日(現地時間)にギリシャで17万4000立方メートル級の超大型LNG運搬船4隻の建造契約を締結したと明らかにした。規模は約7億4000万ドル(8321億ウォン)だ。今回の契約には同じ船に対するオプション3隻が含まれており、今後もギリシャ船社が望めば追加の受注も期待される。

    現代重工業側は「今回受注した船舶は2020年の下半期から順次引き渡され、世界最高効率の完全再液化設備(SMR)を搭載する」と述べた。 LNGタンカーの船倉で液化LNGの一部が自然に気化する。天然ガスの再液化装置とは、気化された天然ガスを再液体にして船倉に入れる装置で、LNGの無駄を防ぐことができる。これにより船主は年間100万ドル、船舶の平均年齢である25年基準で総2500万ドル相当のコストを削減することが期待される。

    現代重工業グループは今回の受注で大宇造船海洋を抜いて、今年の累積で最も多くのLNG船を受注した。現代重工業と現代三湖重工業を合わせてLNG13隻を受注しており、大宇造船海洋は17日現在で12隻を受注した状況だ。また、これまでガス船の分野(LNG船13隻、LPG船10隻、エタン線3隻)でのみ26隻を受注する成果を収めた。現代重工業グループは、米国の積極的なエネルギー輸出基調と中国の環境にやさしいエネルギー消費政策などで、グローバルなLNG・液化石油ガス(LPG)の取扱量が増えることで需要が着実に成長すると予想されるガス船の分野に営業力を集中している。

    現代重工業グループは去る2月、LNGの二重燃料推進船を国内で初めて引き渡し、二重燃料エンジンとLNG燃料供給システム(Hi-GAS)のパッケージ化の技術力を見せたことがある。独自に開発したLNG運搬船の完全再液化設備、LNG回復化システム(Hi-ReGAS)、LNGバンカリング燃料供給システム、LNG貨物倉などのLNG船統合ソリューションを市場に披露している。

    現代重工業の関係者は、「主要なエネルギー企業から今年だけでガス船26隻を受注し、この分野で進んだ技術力を確認されている」とし、「今後も継続的な研究開発投資と、環境にやさしい設備の開発で成長が予想されるガス船市場を先取りしていく」と語った。

    現代重工業グループはこれをもって今年の受注目標額132億ドルのうちの60%に達する91隻・78億ドルの船舶を受注し、目標を達成することにも青信号が灯った。
  • 毎日経済_ウ・ヂェユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-17 17:47:22