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サムスン「未来家電の核心はミレニアル世代との疎通」

    • フェリックス・ハックSDE所長


    「未来の家電はミレニアル世代だけの言語を伝える必要があります」。

    英ロンドンのサムスン欧州デザイン研究所(SDE)は、核心的な消費者層である「ミレニアル世代」(1980~2000年代に生まれた「2030世代」)をねらったデザイン革新に乗り出した。サムスン電子は18年前の2000年、ヨーロッパの文化と消費者のライフスタイルを深く理解し、これをデザインに反映させるためにロンドンにSDEを設立した。サムスンの複数のグローバルデザイン研究所の中でも、ここでは既存のIT・家電とは全く異なる「建築・家具・人類学」など、さまざまな分野のトレンドを分析しデザインに反映している。

    フェリックス・ハック所長は去る3日(現地時間)、毎日経済とのインタビューでミレニアル世代の心を読むためのサムスンの努力を詳細に紹介した。彼は「ゲーム市場を例にとると、ゲーム製品は過度に男性的か、退屈なデザイン要素を持っている」とし、「ミレニアル世代の特徴である流動性や現実脱皮欲望、そして性別や国籍、職業で区別されたくないという自由奔放さを読むとるところに非常に重要」だと説明した。 SDEのこのような考察は革新デザインとして発現された事例が、つい最近サムスン電子が公開したゲーム用PC「オデッセイ(Odyssey)」だ。

    サムスン電子はオデッセイを既存のゲーム用PCとは全く異なり、曲線を利用するなどで男性中心から抜け出して中性的な感じを反映した。

    ハック所長は、オデッセイブランドは「土星」というコンセプトで始まったと耳打ちした。彼は「繰り返し日常から未知の旅に乗り出したい欲求を、土星に向けた神秘的なオデッセイとして表現した」とし、「旅の印象に合わせて、電源を押した後はまるでノートパソコンが生き返るように機能的な要素を反映し、指の特性に合わせてよく使うキーボード部分をさらに明るく表現した」と述べた。彼はミレニアル世代の感性を読むためには、韓国企業がヨーロッパなど海外でも積極的な慧眼を得る必要があると語った。
  • 毎日経済_ロンドン=イ・ヂェチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-09-05 17:26:29