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エリオットの第2次空襲...「現代合併」へ度を超す干渉

  • ◆ エリオット「現代第2次空襲」 ◆

    米国系ヘッジファンドのエリオットが再び国内法を無視した支配構造改編の選択肢を提示し、現代自動車グループを圧迫した。去る5月に現代自動車グループが提示した支配構造の再編案を霧散させて4ヶ月ぶりの再登場だ。

    7日、億万長者のポール・シンガーが率いるエリオットは報道資料を出して、現代自動車グループの株主価値の向上とグループの構造を改善するために、いくつかの重要な子会社の合併を促したと発表した。エリオットはこのような内容が盛り込まれた手紙を先月14日、自分たちが株主である現代自動車と起亜自動車、現代モービスの経営陣には既に伝えたと付け加えた。

    現代自動車グループは当時、法的な制約があるという理由からこれを拒否した。エリオットは手紙の中で、現代モービスのアフターサービス(AS)部門を現代自動車と合併して、現代モービスのモジュールと核心部品事業を物流会社である現代グロービスと合わせる案を提案した。これは合併したモービス・グロービスがグループの支配構造の頂点に立つ方式だ。エリオットは引き続き合併したモービス・グロービスが、起亜自動車と鄭夢九(チョン・モング)会長の家族が保有する現代自動車の持分を買い入れて、鄭会長の家族は起亜自動車が保有しているモービス・グロービスの株を買うことにした。

    また、エリオットは構造調整計画を立てる委員会を設立する一方で、株主配当を拡大するように提案した。また、現代自動車と系列会社の取締役会の多様性と独立性を強化するように促した。

    エリオットの主張に対して現代自動車グループは、「上場企業は特定の株主とは別途の会合を通じて重要な問題を議論したり、意思決定のプロセスに参加させることを制限する規定を遵守する義務がある」と公式の立場を明らかにした。支配構造の再編案をめぐり、エリオットのような特定の株主と議論することは国内資本市場法に反するというわけだ。現代自動車グループの関係者は、「会社と株主価値を高める方策に対するすべての手順に従って、すべての株主と段階的に透明に疎通していく」と強調した。

    今回発表したエリオットの提案が政府の支配構造改編の方向と対立することも問題だ。現代グロービスのオーナー一家の持分率(29.99%)がそのまま維持され、政府の事業の一社集中に対する規制基準(20%)を超える株式を個別に解決しなければならない宿題が残る。先に現代自動車グループが提示した支配構造改編案は、オーナー一家の現代モービスとグロービス株式スワップ(交換)方式であり、現代グロービスの持分率が20%以下に落ちる効果があった。

    金融投資業界では、現代自動車グループが早ければ秋夕(チュソク)前後や、遅くとも来月には新しい支配構造改編案を出すものと見ている。これは循環出資などに対する政府の規制を解消し、大株主の経営権継承などのすべてを含むものになると予想される。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者/ムン・イルホ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-09-08 11:46:13