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「流通」も輸出商品…韓国のコンビニやマート、丸ごと輸出

  • 13日午前11時、モンゴルのウランバートル市ピースアベニューに所在するCU UBH店。紫色の看板に白と黄緑色のロゴが鮮明だった。「Nice to CU」「24h open(24時間オープン)」。店内に入ると韓国の化粧品ホリカホリカ(Holika Holika)の「スイートペコエディション」が色とりどりのパッケージで視線を集めた。「リンゴヨーグルトゼリー」と「ゼリーインゼリー」のように、ハングルのパッケージそのままのデザート製品も棚にいっぱいだった。 UBHビルで働いている会計係のアリウンジャヤさん(31)は、辛ラーメンのまろやか味をカゴに入れた。

    アリウンジャヤさんは「一日に2回以上は来るみたい」だとし、「のり巻き、ラーメン、飲みもの、お菓子などの食べ物をあれこれ買う」と言う。韓国のコンビニをそのまま移したようなこの店は、8月にオープンした。 BGFリテールのコンビニCUとパートナーシップを結んだ、地元企業のセントラルエクスプレスが運営する。 BGFは「韓国コンビニをモンゴルに開きたい」という地元企業とマスターフランチャイズ契約を結んだ。韓国CUはコンビニ加盟システムと商品運営ノウハウなどを指導し、セントラルエクスプレスはモンゴルCUから出る売上げの一部をロイヤリティとして韓国に支払う。

    「コンビニ」自体が輸出商品になった。日本にロイヤリティを支払って「ファミリーマート」の看板で22年営業していたBGFは、2012年に国産ブランドCUに名前を変えたが、わずか6年ぶりにコンビニの経営管理ノウハウを輸出することになった。韓国代理店が海外領土を拡げている。韓国コンビニや韓国大型マートなど、韓国風にカスタマイズに成功した流通モデルを海外に輸出する方式だ。中国市場だけを狙ってオールインした手順を経て、東南アジアと米国にまで伸びていく。

    ロッテ百貨店「ダイヤモンドプラザ」は、ベトナムのホーチミン市で高島屋(日本)、パークソン(マレーシア)、ロビンソン(タイ)を抜いて最高級デパートの座を得た。 GSリテールは今年の1月から現地のソンキムグループとともに合弁会社を設立し、ベトナムで18店舗を運営している。インドネシアではGSスーパーマーケットが進出した。

    イーマートは鄭溶鎭(チョン・ヨンヂン)新世界グループ副会長の主導で、来年の下半期に米ロサンゼルスのダウンタウンにプレミアムフードを販売する「PKマーケット」をオープンする計画だ。

    現地には韓国式モデルと同時に、さまざまな商品までが輸出される。 BGFリテールが作ったPB商品である「ヘイルー(HEYROO)」、イーマートのPB商品「ラビングホーム」と「ノーブランド」は、モンゴルとベトナムの店舗の主力商品だ。海外販路をうがつことが難しい中小企業が、自社製品を海外に披露する「ショーケース」の役割も果たしている。
  • 毎日経済_ウランバートル=イ・ユヂン記者/ソウル=イ・ハンナ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-09-28 19:49:46