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サムスン電子、5G機器市場に積極参入


    サムスン電子は5Gというモーメンタムを通じて、ネットワーク機器の分野でも急浮上を狙っている。

    現在、チップをはじめとしてネットワーク機器や個人が使う端末(スマートフォン)など、5Gに関連するハードウェアを上から下まですべて商用化した企業はサムスン電子しかない。その中でもネットワーク機器の方はファーウェイやエリクソン、ノキアなどとの競争で、韓国企業では唯一サムスン電子だけが市場で主流プレーヤーとして活躍している。市場調査会社のPersistence Market Research (PMR/パーシステンス・;マーケットリサーチ)が2018年出した資料によると、5Gネットワーク機器の市場は2025年までに年間59.3%ずつ成長すると予想される有望市場だ。

    9日の業界によるとサムスン電子は、昨年に米国の4つの全国通信事業者のうちで3つの移動通信会社を相手に事業受注に成功した余勢を駆って、2020年の世界5G機器市場でシェア20%を達成するという戦略目標を立てた。現在の通信機器3強はファーウェイとエリクソンそしてノキアだ。サムスン電子は今年の定期人事と組織改編で、事業部長クラスはネットワーク事業部長だけを交代した。 5G機器マーケティング強化のための布石だ。

    最近、日経アジアレビューは市場調査機関のIHSマークィットを引用して、サムスン電子が5G通信機器市場でシェア21%で、エリクソン(24%)に次いで2位に上がるだろうと報じた。ノキア(20%)とファーウェイ(17%)が続いた。

    サムスン電子は1996年に世界初の2G商用化に成功した後、4G LTE時代には米国・日本・韓国・英国など、次世代技術を先制的に導入する国で20%水準のLTE市場シェアを記録した。特に爆発的に成長しているインドでは70%に迫る市場シェアを記録している。

    サムスン電子は5Gをリードしている米国と韓国で、最も多くのネットワークインフラを提供している。5Gの主要周波数帯域である3.5ギガヘルツと28ギガヘルツの両方で商用化に成功した最初の企業であり、今年の2月までに計3万6000ヶ所の基地局装置を顧客に供給して5Gの初期市場をリードしている。サムスン電子は5G技術を開発する23社と、2016年4月から標準化を主導してきた。 LTEのグローバルスタンダードのうちで欧州中心の3GPP標準が世界標準機構に跳躍するために、サムスン電子が積極的な活動を行った。サムスン電子は「5G特需」に最適化したメーカーとして選ばれる。5G主要周波数に合った市販の機器を供給することができる唯一のメーカーだ。

    サムスン電子の動きはますます加速している。昨年10月、日本のNECと5G分野の協力契約を締結し、5G通信機器・ソリューションの分野で協力する予定だ。今年2月にスペインで開催された「MWC 2019」で、仏オランジュなどの欧州通信事業者と5Gドローンとファクトリー技術を実証し、5Gの試験サービス契約を締結した。
  • 毎日経済_イ・ドンイ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-04-09 17:52:09