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現代自、工場「オールストップ」…部品在庫切れ
- 現代自動車労使は中国産の部品がなくて事実上、国内のすべての車種の生産を7日からしばらく停止することにした。現代自動車だけでなく、世界的に自動車業界は中国の伝染病事態による稼働中断の影響を受けている。武漢発の台風は自動車業界にとどまらず、原油・銅のような世界商品市場に急速に拡散している状況だ。
現代自動車の労使は4日午前までの二日間で4回にわたる実務協議を経て、11日まで蔚山（1～5工場）と牙山乗用車工場そして全州商用車工場の稼動を順次停止することで合意した。
中国で製造され輸入する「ワイヤーハーネス」部品が、「新型コロナウイルス感染症（武漢肺炎）」事態で生産が中断されて在庫がないからだ。高級ブランドのジェネシス製G70・80・90を組み立てる蔚山5工場のラインは、労使が合意する前の4日午前から休業に突入した。
現代自動車の労使は「国家的災難で、賃金をより多く受け取ろうとして協議が遅れるのは問題がある」とし、「休業期間中の給与は平均賃金の70％だけを支払うことにした」と付け加えた。
ワイヤーハーネスは国内の部品企業のレオーニワイヤリングシステムズコリアとユラコーポレーション、キョンシン、THNで中国の山東省各地に拠点を置いて製造したものを逆に国内完成車に供給する。これらの企業は生産正常化のために韓国内の工場と、カンボジアおよびベトナムの工場の生産量を増やしているが、中国産を代替するには物量が不足している。現在、9日までに予定された山東省の工場の稼働が遅れると、すでに減産と休業を開始した起亜自動車と双竜自動車を含め、韓国の完成車業界は10日以上の生産支障を経ることになりうる。
新型コロナウイルス感染症がもたらした工場中断事態は韓国自動車業界だけでなく、全世界に広がっている。湖北省の武漢に進出したGM、ホンダ、プジョー・シトロエン（PSA）は13日までに工場を閉める。またロバート・ボッシュやヴァレオのような世界最大の自動車部品企業も、武漢をはじめとする中国の生産拠点の稼働を停止した。これらの拠点は中国現地の市場だけでなく、世界的な輸出のための工場でもある。韓国自動車産業協会（KAMA）によると、2018年に中国から全世界に輸出された自動車部品の規模は348億ドル（約41兆3000億ウォン）だ。
世界の商品市場も揺れ始めた。今回の事態で需要減少に対する懸念が高まり、西部テキサス産原油（WTI）はニューヨーク商業取引所（NYMEX）で3日（現地時間）、13ヶ月ぶりで最低のバレル50.11ドルで取引された。 - 毎日経済＿キム・ドクシク記者／イ・チョ・ンヒョク記者／パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-02-04 18:10:22
