数字経済 > 総合
韓・精油4社、最悪のアーニングショック来るか
- 「OPECプラス(OPECと10ヶ国の主要産油国協議体)」が紆余曲折の末に「油価戦争」を終えて、減産に合意した。
OPECプラスは12日(現地時間)に緊急ビデオ会議を開き、5月1日から6月末までの二ヶ月間、一日に970万バレルの原油を減産することで合意したと発表した。 970万バレルという減産量は、世界の一日の原油供給量である1億バレルの10%水準だ。交渉の終盤に問題となったメキシコは、減産量を1日10万バレルで合意したと伝えられた。
産油国の減産合意にもかかわらず、国内精油4社のため息は深くなっている。原油価格が反発しても「コロナ19」拡散による消費者心理の悪化で石油製品が売れず、第1四半期に歴代最悪の実績が予告されているからだ。
業界によると、SKエネルギーとGSカルテックス、エスオイル、現代オイルバンクなど、国内精油4社の第1四半期の営業赤字の規模は2兆5000億ウォンを超えるものと予想される。これは原油価格の暴落で精油4社が1兆1000億ウォンの赤字を記録した2014年の第4四半期よりも2倍以上も悪くなった実績だ。
国内のある精油会社の関係者は、「実際の業績はコンセンサスよりもはるかに良くない」とし、「コロナ19の拡散傾向が沈静化しない以上、第2四半期にもこのような基調が続くだろう」と憂慮した。
このような事情だが、政府は事実上「ようす見」だ。関係当局が精油業界を支援するために原油関税の納付猶予と原油・石油製品貯蔵タンク貸与などのカードを取り出したが、業界はより実質的な方策が必要だと指摘する。
※関連記事「韓、精油4社「売れば売るほど損」…赤字2.5兆」。 - 毎日経済_ニューヨーク=チャン・ヨンスン特派員/ソウル=ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-04-13 18:01:04