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SK E&S、チャイナガス株を全量売却…1.8兆ウォン確保

流動性危機に備え 

  • SK E&Sは保有している中国の民営ガス会社の株式を1兆8000億ウォンで全量売却した。最近、「コロナ19事態」でエネルギー市場の需要が急減し、流動性危機に備えるためにこのような決定を下したものだ。

    SK E&Sは17日、チャイナガスホールディングス(CGH)の持分10.25%(5億3503万株)の全量を、前日に香港証券取引所で時間外大量売買(ブロックディール)方式で売却したと公示した。売却価格は契約日の終値との対比11.1%を割引きした1兆8140億ウォンに決めた。

    このために前日に行われた需要予測には、100カ所の機関投資家が買い注文を出したことが分かった。 SK E&Sは昨年9月にもCGHの株式3.3%を7868億ウォンで処分した。現在はSK E&Sの子会社だけがCGH株式1.45%を保有している。

    SK E&Sは今回の決定について、財務構造の改善のための措置だと明らかにした。事実、最近のコロナ19事態でエネルギー企業の流動性危機に対する懸念が高まっている。国際格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先月13日、報告書で「豪州LNGプロジェクトへの投資資本支出と借入金の増加など、SK E&Sの財務指標の圧迫は深刻化するだろう」という見通しを出した。 2月にはSK E&Sが配当金として7300億ウォンを支給するとするやいなや、既存の予想を大きく上回る水準だとし、信用格付けの維持余力が減少するだろうと評価した。

    この日、NH投資証券のキム・ドンヤン研究員は「SK E&SのCGH保有株式の売却でSK(株)全般のキャッシュフローが強化されるだろうと期待される」と分析した。先だってSK E&Sは、2007年にCGHの株式5.9%を購入した後は継続的に株式を増やしてきた。その後は株式を15%まで拡大した後、昨年から本格的に売却している。 2010年にはグループの系列会社であるSKガスがCGH株式の4.49%を買収した。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-04-17 18:18:38