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LG電子主導のOLEDテレビ、世界出荷台数1000万台超える

    • OLEDテレビの世界累積出荷数(左)と年間出荷量の展望


    LG電子が主導している有機発光ダイオード(OLED)テレビの累積世界出荷量が1000万台を突破した。 LG電子が世界初でOLEDテレビを発売して以来の7年ぶりだ。

    業界ではOLED陣営がテレビ用OLEDパネルの供給増加などを踏み台にして、今年の下半期から市場拡大に大々的な攻勢をかけるという観測が出ている。

    市場調査会社のオムディアによると11日、世界的なOLEDテレビの出荷台数は9月末の時点で1032万台であり、史上初めて1000万台を超えた。

    OLEDテレビ陣営をリードしているLG電子が2013年にOLEDテレビを業界で初めて出荷して以来、OLEDテレビメーカーが増えて着実に市場を拡大してきた結果だ。特にLG電子製OLEDテレビの出荷量は、今年の第4四半期中には累積で700万台を突破することが確実視されており、さらに鼓舞的だ。

    業界は今年の第4四半期がOLEDテレビの大勢化に「ターニングポイント」になるとにらんでいる。現在、市場で唯一のテレビ用OLEDパネルを供給しているLGディスプレイは、下半期に中国の広州で8.5世代生産ラインの稼動を本格化しつつパネルの供給が拡大され、世界的なOLEDテレビメーカーがマーケティングを積極的に展開する環境が整ったからだ。

    オムディアは今年の第4四半期以降、グローバルでのOLEDテレビ出荷台数は四半期単位で100万台以上のレベルに安着するだろうと見通した。昨年の第4四半期の出荷台数が100万台以上を記録したことがあるが、ブラックフライデーなどの年末効果だという分析が支配的だった。今年の第4四半期の出荷台数は120万台で、前四半期(90万台)に比べて30%以上増加するだろうと推定され、来年の第1四半期にも104万台を記録するだろうと分析される。

    OLEDテレビはサムスン電子のQLEDテレビと高級テレビ市場を両分し、停滞した世界テレビ市場でまれに販売量が増加している製品だ。昨年と似たような規模の今年のテレビ市場で、OLEDテレビの出荷量の予測値は前年比10%増の330万台に達する。 2024年には約900万台まで市場が拡大すると期待される。業界でプレミアムテレビの基準にする2000ドル以上のテレビ市場でも、OLEDテレビのシェアは第2四半期には33.6%に達した。

    2013年にはLG電子が唯一だったOLEDテレビのメーカーは、現在は世界で19社に増えた。今後、プレミアムテレビのラインナップにOLEDテレビを有力に検討しているメーカーを含めると、来年にはOLEDテレビメーカーが20社を超えるものと見られる。

    LG電子はOLEDテレビ「元祖」というリーダーシップを前面に出して、継続して成長するOLEDテレビ市場をリードする計画だ。 LG電子は昨年、世界初の8K OLEDテレビの「LGシグネチャオーレッド8K」を出荷しており、今年は48インチOLEDテレビを世界で初めて出荷して消費者の新規需要を発掘した。またLG電子は今月中に世界初の「ローラーブルテレビ」を出荷して、画一的なテレビ市場でフォームファクタ(製品形態)の革新を主導するという方針だ。

    LG電子製OLEDテレビは、外国の主要な消費者メディアでも好評が続いている。最近、豪州の消費者メディア「チョイス」は、豪州で発売された製品41種のうちでLG電子製OLEDテレビに最も高いスコアを付けながら、4年連続で「最高テレビブランド」に選定した。また英・仏にイタリアやスペインなど、ヨーロッパの消費者メディアのランキングで上位を席巻していると同社側は伝えた。

    LG電子の関係者は、「LG電子のOLEDテレビは外国製家電の墓という日本市場でも認められているほど、画質などの性能が優れている」とし、「今年の下半期を基点に、OLEDテレビの大勢化が加速するだろう」と説明した。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-10-11 20:01:18