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サムスンもビックリ…「ギャラクシーFE」200万台

発売一か月で達成 

    • サムスン電子製主要スマートフォンの出荷量見通し


    サムスン電子が今年の新製品ラインに出した「ギャラクシーS20 FE(ファン・エディション)」が恐ろしく疾走している。ギャラクシーS20シリーズの不振を挽回して、iPhone 12の発売を牽制するために出荷したが、サムスン電子内部でも素晴らしい販売の勢いに鼓舞されるほどだ。

    5日の関連業界によると、サムスン電子が去る10月初めに発売した「ギャラクシーS20 FE」の販売に速度がついたことで、年末までに500万台販売(出荷量基準)が確定した。 10月ひと月の販売量は200万台と推定される。

    サムスン電子が下半期に発売するギャラクシーノートシリーズは、通常は8月に出荷して年末までに1000万台を販売してきた。ギャラクシーS20 FEのように発売後わずか3カ月で500万台の販売量を上げることは異例だ。特にラインナップそのものを最初にリリースした製品としては成功裏の出発だ。年末までに117カ国で出荷する予定だ。毎年下半期にMZ(ミレーニアル・Z)世代を狙って、「ギャラクシーファンの声を聞いて作る」というギャラクシーFEで製品の年間発売ラインナップを強化するという、サムスン電子の計画にも弾みがつくものと予想される。

    ■ 「準プレミア」というコンセプト

    今年初めて発売されたギャラクシーS20 FEは、ギャラクシーSシリーズとギャラクシーAシリーズの間の空白の価格帯を、「準プレミアム」コンセプトで補強した製品だ。出庫価格を89万ウォン台に下げながらも、5GをはじめとするギャラクシーSシリーズの主な機能を搭載し、「プレミアムギャラクシーSシリーズの出発点」として定義される。

    実際にギャラクシーS20 FEはギャラクシーS20シリーズの利点としてあげられる米クアルコム製スナップドラゴン865プロセッサと120Hzリフレッシュレート機能を搭載しながらも、S20よりも30万~40万ウォンほど安いことで話題になった。前面に3200万画素のカメラを搭載し、レッド、ラベンダー、ミント、ネイビー、ホワイトの多彩な色で出荷された点も特徴だ。

    サムスン電子はアンパックイベントも製品スペックよりも使い勝手を強調するように構成し、従来とは異なる姿を見せた。 iPhoneに対する牽制とMZ世代を狙う製品として選ばれる理由だ。ギャラクシーS20 FEは4500ミリアンペア時の余裕あるバッテリー容量に、撮影するときに適用される「手ブレ防止機能(OIS」、水深1.5メートルの深さでも30分間保持することができる「IP68防水・防塵等級」なども備えている。

    グローバル販売は北米と東南アジア(豪州、ニュージーランド、シンガポール)地域で好調を見せていることが分かった。販売チャネルもオンラインの比重が高い。販売量の15%以上はオンラインで行われるほどだ。若い世代をターゲットにしたマーケティングが効果を見せたものと解釈される。サムスン電子は防弾少年団(BTS)の『ダイナマイト』ミュージックビデオを活用したマーケティング活動に続き、国別に中古補償プログラム(Trade-Inプロモーション)、オンライン販売の拡大で顧客の確保に乗り出している。

    ■ 「ファンエディション」の定例化

    サムスン電子は9月末のギャラクシーS20 FEアンパックイベントで、「今後は毎年このようなファンエディションをリリースしたい」と述べている。年初のギャラクシーSシリーズの発売に続き、下半期にはギャラクシーSシリーズの主要な特徴を集めた「ファンエディション」を発売するという戦略だ。年末に発売されたiPhoneを牽制する効果もある。実際に今年もiPhone 12が120Hzリフレッシュレートを採用しなかったが、ギャラクシーS20 FEは120Hzリフレッシュレートの支援をマーケティングポイントとしている。一方、サムスン電子は来年1月の新型戦略スマートフォンモデルであるギャラクシーS21シリーズをオンラインで公開し、1月末に世界市場で正式に出荷する予定だ。

    すでに出荷日までを予想する業界専門家も出てきた。情報技術(IT)の専門家ジョン・プロサー氏は「サムスン電子は来年1月14日にギャラクシーS21のグローバルアンパック(公開)イベントを開催し、事前の契約を経て同月29日に正式出荷する」と明らかにした。同氏はギャラクシーノート20のアンパック日程も当てた専門家だ。

    ギャラクシーS21シリーズは、△ギャラクシーS21、△ギャラクシーS21プラス(+)、△ギャラクシーS21 ウルトラの3種で出てくる見込みだ。カメラの厚さは前作よりも薄くなって「背面カメラ突出し現象」を緩和し、背面カメラとしては最大の1億画素以上の高精細カメラが搭載されると思われる。頭脳の役割を果たすモバイルアプリケーションプロセッサ(AP)は、サムスン電子製「エクシノス2100」あるいは米クアルコム製「スナップドラゴン875G」チップが有力だ。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者/イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-11-05 19:09:28