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現代自動車、水素事業に4兆投資

燃料電池システムを独自ブランドで出荷 

    • 今後の投資計画


    現代自動車は独自の水素燃料電池システムを一つのブランド製品とし、来年に出荷する。特に2022年には今よりも機能が強化された「条件付き自律走行車」を出荷し、2028年には実際に都心で運行可能な「都心航空モビリティ(UAM)」モデルを出すことにした。このために2025年までに60兆1000億ウォンを投資して、昨年は3.2%水準だった自動車部門の営業利益率を2025年には8%に引き上げるという目標を立てた。

    10日、現代自動車はオンラインを通じて投資家対象の「最高経営責任者(CEO)インベスターデイ」イベントを開催し、このように明らかにした。

    現代自動車は昨年の2月と12月に続き、今回は3回目の主要役員陣を掲げた企業説明会(IR)を行った。現代自動車は昨年12月のイベントで、2025年までに61兆1000億ウォンを投資してインテリジェントモビリティ製品と関連サービスを提供する「スマートモビリティソリューション企業」になると宣言している。 1年後の3番目のイベントではその投資を少し調整して、2025年の目標に「水素ソリューション」を新たに追加するなど戦略の変更を断行した。

    イ・ウォンヒ現代自動車財経担当社長(写真)は、「今年はコロナ19という挑戦的環境にもかかわらず、昨年初めて公開した2025戦略の実行の元年として、今後5年間の成長基盤を整えた一年だった」と評価した後、「しかし急速に変化する産業環境に対応するために、戦略の修正は避けられなかった」と強調した。今年は世界の自動車産業が激しい浮き沈みを経験しただけに、昨年の△インテリジェントモビリティ製品、△モビリティサービスという2大事業構造だけでは2025戦略は弱いと見たわけだ。

    ■ 水素事業に4兆投資

    昨年に発表した6ヵ年の目標投資額は61兆1000億ウォンから1兆ウォン減らして60兆1000億ウォンに調整したが、電動化車両と水素事業などの将来の事業能力の確保により多くの金額を配分することにした。特に水素事業には従前の6000億ウォンの投資計画を大幅に修正し、4兆1000億ウォンを投入することにした。

    鍵は現代自動車が現在は世界最高水準の技術力を保有している水素燃料電池システムを、「HTWO(エイチツー)」というブランドにして来年に出荷するというものだ。水素を意味する分子式(H2)であり、水素(Hydrogen)と人類(Humanity)という水素燃料電池事業の2つの軸を表現した。現代自動車は「HTWO」ブランドを通じて国内と欧州、米国、中国などの4大拠点を中心に、本格的な事業拡大に乗り出す。これによって2030年の世界市場に70万個の水素燃料電池を販売するという目標だ。

    ■ E-GMPベースの電気自動車を出荷

    電気自動車部門では専用の生産プラットフォーム「E-GMP」を本格的に稼動し、来年に新しい電気自動車「アイオニック5」を出荷する。 E-GMPベースの電気自動車を含めて、2025年までに計12種以上のモデルを展開することで、年間56万台の電気自動車を販売する計画だ。特に2040年までに米国・欧州・中国など、世界の主要市場内のすべての生産拠点で電動化車両(ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、純粋な電気自動車・水素電気自動車)のラインナップを整えることにした。これによって2040年には世界的な電気自動車の市場占有率で8~10%を達成するという目標だ。

    ■ UAMは貨物専用モデルから

    現代自動車の未来ビジネスの主要分野であるUAMでは、乗客と貨物輸送を網羅する総合スイートの構築に乗り出す。来る2026年にハイブリッドパワートレインを搭載した貨物用無人航空機システムを初めて公開し、その後の2028年には都心運営に最適化された完全電動化UAMモデルを発売する計画だ。

    現代自動車は部分自律走行(レベル2)まで適用される自律走行技術を、2022年から条件付き自律走行レベル(レベル3)に引き上げる。現代自動車は車線逸脱を知らせてブレーキを自動的に作動させるレベル1に続き、ハンドル操作と加速・減速が可能なレベル2自律走行技術を現在適用している。
    • 現代自動車の営業利益率

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  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-12-10 19:42:46