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「B.Iの麻薬もみ消し疑惑」ヤン・ヒョンソク元YG代表、初公判で容疑を否認

    • スタートゥデイDB

    所属グループiKONのメンバー、B.Iの麻薬捜査もみ消しの容疑で起訴されたヤン・ヒョンソク(51)元YGエンターテインメント代表プロデューサー側が公訴事実を否認した。

    13日の午前、ソウル中央地裁刑事合議23部(ユ・ヨングン裁判長)の審理で特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復、脅迫)などの容疑の初公判準備期日が開かれた。当初6月25日に予定されていた公判準備期日は、新型コロナウイルス拡大などの影響で2回延期され、この日行われた。

    公判準備期日は裁判部が検察と弁護人双方の意見を聞き立証計画を決める手続きだ。正式の公判期日と違って証拠調べが行われず被告人であるヤン・ヒョンソク元代表には出席義務がない。これにより同日の法廷にはヤン・ヒョンソクの弁護人だけが出席した。

    ヤン・ヒョンソク元代表は、YGエンターテインメント(以下YG)所属の芸能人B.I(本名=キム・ハンビン)の麻薬購入疑惑を告発した公益通報者のハン氏が警察で供述を変えるよう脅迫した容疑がもたれている。

    これに関し検察は「ヤン・ヒョンソクはYG経営支援室長のキム氏から、ハン氏が警察に対しキム・ハンビンの麻薬事実について供述したという報告を受けソウル麻浦区(マポグ)にあるYG社屋に被害者のハン氏を呼んで供述を覆すよう求めた。ヤン・ヒョンソクは「いい子にならないといけない、悪い子になっていいのか。(芸能界で)お前一人を殺すのは何でもない」とし「芸能人志望の被害者を脅してキム・ハンビンについて嘘の陳述をするよう脅迫した」と公訴事実を明かした。

    これに対しヤン・ヒョンソク側の弁護士は「すべての公訴事実を否定する。ヤン・ヒョンソクがハン氏に会って話をしたのは事実だが虚偽の陳述をするよう脅迫したり強要した事実はない」と伝えた。

    証拠を検討したかという裁判長の質問に対しヤン・ヒョンソク側の弁護人は「フォレンジックの資料CDに原本の写真などがないため確認は難しい」と検察側に協力を要請し検察側は「証拠に関するコピーを提供するなどして次の裁判に問題がないようにする」と明らかにした。

    また裁判長は今後の裁判の方向についても検察や弁護人と話し合った。裁判長はハン氏、B.I、(麻薬関連の捜査でハン氏を取り調べた)警察官など、証人が多数出なければならない必要性があるという双方の言葉に対し「証人とする部分と書証とする部分を適切に区分することが重要だ」とした上で今年9月17日に公判準備期日を再度開くと発表した。

    ヤン・ヒョンソク元代表は2016年に発生したB.Iの麻薬疑惑をもみ消すために供給屋だった歌手出身の練習生ハン氏を呼んで懐柔、脅迫して供述を覆すよう要求したという公益申告が2019年に国民権益委員会に届けられ取り調べを受けた。

    • スタートゥデイDB

    ヤン・ヒョンソク元代表は警察の調べに対しYG社屋にハン氏を呼び出し対話を交わした事実は認めながらも「供述を覆すよう脅迫はしていない」として容疑を否認しているという。

    しかし、警察は数回にわたる対面調査を通じて公益申告者であるハン氏の供述が一貫している点と、ハン氏がB.Iと関連した内容を伝え聞いた時点の関連者の供述など間接証拠を通じてヤン・ヒョンソク元代表の容疑が認められるとみている。

    該当事件を調査した京畿南部(キョンギナムブ)地方警察庁広域捜査隊は昨年、ヤン・ヒョンソク元代表の報復及び脅迫などの容疑に対して起訴を求める意見を付けて検察に送致した。水原(スウォン)地方検察庁から事件を移管したソウル中央地検は1年近く捜査を行い今年5月にヤン・ヒョンソク元代表を裁判に持ち込んだ。
  • 毎日経済 スタートゥデイ イ・ダギョム記者 | 入力 2021-08-13 14:02:56