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「デュエル」最終回② 優れた伏線回収&新鋭の眩しい成長…やはりジャンル物の名家

「デュエル」16話(最終回) 

    『デュエル』が幕を下ろした。優れた伏線回収で劇の楽しさを加えながら、新鋭の著しい成長が目立った。

    OCN『デュエル』は、善と悪に分かれた2人のクローン人間と娘を誘拐された刑事の話を扱ったクローン人間追撃スリラーで、自身とそっくりな連鎖殺人魔のために濡れ衣を着せられたソンジュンと刑事の娘を誘拐した殺人クローン人間ソンフン、彼らにより巨大な事件に巻き込まれた刑事ドゥクチョンがクローン人間の秘密に迫る過程を描く。

    『デュエル』はここにチョン・ジェヨン、キム・ジョンウンの組み合わせで放送前から話題を生んだ。2人は2年ぶりにテレビに復帰して注目を浴びた。特にチョン・ジェヨンは今回が2度目のドラマで、スクリーンを越えたブラウン管で繰り広げられる彼の活躍に期待を集めた。

    ジャンル物の名家OCNで連続的に興行した『ボイス』、『トンネル』に続くドラマで、視聴者の期待を一身に受け、韓国初のクローン人間素材で新鮮な風を呼び起こした。

    『デュエル』は、初回から犯人の正体を明らかにするなど、大型伏線を投げかけ、吹き荒れる展開を見せて劇の楽しさを加えた。特に中盤を越えながら、伏線の実体が1つずつ公開されてコシのある緊張感をもたらした。

    何よりも、ドラマの中の俳優たちの巧妙な演技力も劇の没入度を高めた。その中の新鋭ヤン・セジョンの熱演が目立つ。ヤン・セジョンは初主演作の『デュエル』で1人2役を消化した。クローン人間という珍しい素材に極と極の2人の人物を演じることは難しかったはずだ。ヤン・セジョンは劇後半にイ・ヨンソブ博士に扮して1人3役まで消化した。

    さらに、ヤン・セジョンの比重もまたすごかった。劇が後半に達するほどヤン・セジョンの役割に対する重要性は高まった。ヤン・セジョンはこれを起伏なくすっきり消化してみせ大衆に存在感をアピールした。

    先立って『浪漫ドクターキム・サブ』、『師任堂、色の日記』で大衆たちが会ったヤン・セジョンは、わずか3作品だけで主演俳優としての地位を固めた。ハン・ソクギュ、イ・ヨンエ、チョン・ジェヨンまで大先輩俳優たちに遅れをとらずにしっかりとした演技力を披露し、俳優の底辺を広げた。ヤン・セジョンの今後の歩みに帰趨が注目されている。
  • MBNスター キム・ソルジ記者 / 写真=OCN放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2017-07-24 08:01:00