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BLACKPINKの新曲、米国iTunesで1位に…YGの危機ものともせず

    BLACKPINKは名実共に世界的な人気を誇る女性グループだが、今回のカムバック前の旅程はいばらの道だった。いや、正確には花道の上に暗雲がいっぱいに垂れ込めた状態だった。

    BLACKPINK自体は国内外で絶好調の人気を見せていたが、所属事務所YGエンターテイメント(以下、YG)がクラブ「バーニングサン」の暴行事件から始まった「V.Iゲート」の直撃弾を受けたからだ。V.Iの脱税疑惑はYGに飛び火し、最終的にはYGは特別税務調査の対象となって大々的な押収捜索を受ける屈辱に耐えなければならなかった。

    YGに対するマイナスなイメージは、事件の後の最初のカムバック走者であるBLACKPINKに影響を与えるように見えた。

    彼女たちはYGの宝石だったが、プレッシャーがかかったのも事実だ。年初に起きたジェニーの熱愛と破局報道はBLACKPINKの人気に大きな影響を与えなかったが、まだ進行形の「V.Iゲート」は明らかにBLACKPINKの活動に悪材料として作用した。当初3月に予定されていたBLACKPINKのカムバックは、4月5日に延期された。4月はすでに音源強者と大型歌手たちがカムバックラインナップが大挙して布陣していた状態だった。BLACKPINKも誰もが恐れる破壊力の持ち主だが、カムバックのタームが短いせいで、彼女たちのカムバックの成績表に感嘆符と疑問符が共存していたのは事実だ。

    しかし、BLACKPINKは、やはりBLACKPINKだった。まるで悪材料をあざ笑うかのように、カムバックと同時に国内外の音楽市場を揺るがしている。

    5日0時に公開されたBLACKPINKの新しいEPアルバムのタイトル曲『KILL THIS LOVE』は午後2時基準、米国、スウェーデン、ポルトガル、フィリピン、アルゼンチン、ブラジル、マレーシア、インドネシアなど世界36地域のiTunesシングルチャートで1位を記録した。

    特に、世界最大の大衆音楽市場である米国のiTunesで1位になったのはK-POPの女性グループ初の記録でありながら女性グループとして15年ぶりの記録という点で、国内外の音楽史に意味のある足跡を残した。

    ミュージックビデオを通じてはもう一つの記録を追加した。『KILL THIS LOVE』のミュージックビデオは公開から4時間13分で再生回数が1000万回を超え、韓国の最短記録を更新した。続いて公開から約9時間で2000万回を記録し、公開から約14時間後の現在を基準にしては3000万回を突破した。

    ミュージックビデオは、そのサービスに接続したYouTubeの視聴者にリアルタイムチャットを提供するYouTubeプレミアを介して公開された、同時接続者数は97万人と、世界で最も高い数値を記録した。カリスマで始まるミュージックビデオは、メンバーたちの4人4色の魅力が引き立つうえ、K-POPのカテゴリを超えたヒップな雰囲気で、全世界のネットユーザーたちを魅了している。

    韓国の音源チャートでも熱い人気を続けている。この日の午後1時基準、韓国最大の音源サイトMelonに6位でチャートインしたこの曲は1時間単位で順位が上昇し、午後5時基準で赤頬思春期の『Bom』に続いて2位を記録している。赤頬思春期の勢いが強大ではあるが、1位になることが予想される状況だ。

    タイトル曲『KILL THIS LOVE』は、BLACKPINKのカリスマあふれるラップとボーカルを特徴とし、TEDDYとBekuh BOOMが作詞、TEDDY、R.Tee、24、Bekuh BOOMが作曲に参加した。

    4人の世界的な振付師が作ったダンスは『KILL THIS LOVE』の強烈なサウンドと調和し、よりダイナミックなパフォーマンスで発現されたという評価だ。

    アルバムには『KILL THIS LOVE』をはじめ、サブタイトル曲『Do not Know What To Do』と『Kick It』、『Hope Not』、『DDU-DU DDU-DU』リミックスバージョンなど全5曲が収録された。

    BLACKPINKは12日と19日(現地時間)、米国最大の音楽祭である「コーチェラ・フェスティバル」の舞台に立つ。続いて17日のロサンゼルスを皮切りに、6都市8回公演につながる北米ツアーを開催する。
  • 毎日経済 スタートゥデイ パク・セヨン記者 | 入力 2019-04-06 07:01:01