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Mnetが「PRODUCE X 101」脱落者に「デビューさせる」と懐柔?

    Mnetのオーディション番組『PRODUCE X 101』の投票結果改ざん疑惑が鎮まる兆しを見せない中で、制作陣が生放送で脱落した練習生たちにデビュー組「X1」で活動する機会を与える懐柔を試み、すべての所属事務所側がこれを拒否することを決定したことが分かった。

    26日、複数の芸能事務所の関係者によると、この日、Mnetの関係者は19日、最終生放送で脱落した出演者9人の所属事務所の関係者を呼び、今回の投票結果に不満のある練習生がいる場合はデビュー組「X1」に入れてあげると懐柔したという。また脱落者同士が自主的にグループを作成してデビューする予定であれば、これも支援すると提案したことが分かった。

    しかし、Mnet側との会議が終わった直後、各練習生の所属事務所は放送局側の今回の提案を拒否することを決定した。

    某企画会社の関係者は「これを受け入れるなら練習生の所属事務所が今回の投票に不正があったと認めると同時に、容認するということになりそうで断った」と提案を拒否した理由を明らかにした。他の事務所の関係者は「脱落した練習生だけでなく、X1としてデビューすることにした練習生も傷つく構想」とし、「最後の放送の信頼性を否定する形になってもいいのか」と明らかにした。

    今回の疑惑は『PRODUCE X 101』の最後の生放送が終わった後に始まった。視聴者は有料メッセージ投票の結果、有力なデビュー候補と予想されていた練習生たちが脱落したり、意外な出演者がデビュー組である11人に含まれていたことから投票結果に不正があるという疑惑を提起した。そんな中、1位から20位までの得票数がすべて 「7494.442」という特定の数の倍数だという具体的な分析が登場し、Mnetは「投票結果を改ざんした」という非難が殺到した。

    視聴者の怒りが大きくなると、ハ・テギョン正しい未来党の議員までが投票不正疑惑に信憑性があるという意見を出した。「PRODUCE X 真相究明委員会」を構成した一部のファンは来週中に制作陣を詐欺・偽計による業務妨害罪などの容疑でソウル中央地検に告訴・告発する予定だ。

    制作陣は去る25日、初めて謝罪文を公開して「得票率を四捨五入した後、得票数に換算して放送しており、順位変動はなかった」と説明したが、むしろ「宝くじに連続で2回当たるよりも低い確率」という批判の声だけが高まった。続いて26日に「事実関係の把握に限界があると判断し、公信力のある捜査機関に捜査を依頼したい」とし「捜査に積極的に協力して事実関係を明確にし、責任を負う部分については責任を負う」と明らかにしたが、「幽体離脱話法」という嘲笑が続いている状況だ。

    歌謡界ではデビュー組を含む練習生が5年間の活動を続けることができるのかにも懐疑的な視線を送っている。あるエンターテイメント業界の関係者は「当初デビュー組の活動期間として設定された5年は企画会社だけでなくMnetにも負担になる期間だった」とし「投票不正をする動機がどのシーズンよりも大きい理由」とした。キム・ホンシク大衆文化評論家は「これまでの審査過程の客観性が疑われている」とし「いくら放送局が主導するオーディション番組でグループを構成する権限を持っているとしても、一緒に作っていくオーディションという点は変わらない」と指摘した。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 / 写真=Mnet放送画面キャプチャ | 入力 2019-07-26 19:31:53