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カン・ウンイルに無罪確定、強制わいせつ疑惑晴れる 防犯カメラが決定打
- 強制わいせつ容疑で裁判を受けて1審で実刑が宣告されていたものの、2審で無罪判決を受けたミュージカル俳優カン・ウンイル（25）に対して最高裁が無罪を確定した。
最高裁1部（主審キム・ソンス最高裁判事）はカン・ウンイルの強制わいせつ容疑の上告審で無罪を宣告した原審を確定したと23日、明らかにした。
カン・ウンイルは2018年3月、知人や知人の高校の同級生Aさんと酒を飲み、飲食店のトイレでAさんに強制わいせつした容疑で起訴された。当時、カン・ウンイルは女子トイレの個室に入ろうとしたAさんに「お姉さん」と呼びかけて片手を腰にまわした後、もう片方の手で胸を触りながら強制的にキスをした疑いを受けていた。
Aさんはカン・ウンイルが女子トイレの個室にまで追って入ってわいせつしてきたことからこれを批難し、トイレの外に出ようとするカン・ウンイルを引き留めてトイレの洗面台の前で言い争ったと明らかにした。
一方、カン・ウンイルは「男子トイレの個室から出てきてトイレの洗面台の前でAさんと鉢合わせたが突然キスをしてきて「私を甘く見ないで。すべて録音した」と怒った」とし「録音したものがあるなら外に出て聞いてみようと話すと、再び女子トイレの個室に引き込んでキスをしてきたかと思うと、変な話をした」と主張した。
1審はAさんの陳述の信ぴょう性を認めてカン・ウンイルの容疑を有罪と判断、懲役6カ月を宣告して性暴力治療プログラム40時間履修を命じた。
しかし2審では1審の有罪判断を覆し、カン・ウンイルの無罪を宣告した。防犯カメラの映像と現場検証の結果、カン・ウンイルの主張に説得力があり、Aさんの陳述には信ぴょう性がないと判断されたからだ。
一方、カン・ウンイルはこの事件で出演中のミュージカル『ジャングルライフ』と出演が確定していたミュージカル『ランボー』、音楽劇『432hz』から降板した。
当時、所属事務所ダブルケイフィルム・アンド・シアター側は「カン・ウンイルと数日間、連絡が途絶えた後、一歩遅れて法廷拘束されたというニュースに接した。当社は事件の重大性と俳優を徹底的に管理できなかった部分に重い責任を感じている。理由の如何を問わず被害者に謝罪する」とし「カン・ウンイルには控訴審の余地があるものの、社会的に物議を醸して多くの制作会社や同僚に被害を及ぼした点に失望し、信頼が崩れている状況だ。当社は契約の解除に合意した」と明らかにした。 - 毎日経済 スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 | 入力 2020-04-23 08:50:09
