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ユン・ヨジョン「ミナリ」で米国アカデミー賞助演女優賞にノミネート

    • 写真:PANシネマ

    「ワンダフル・ミナリ」を叫んだユン・ヨジョン(74)が韓国の役者としては初めてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

    15日、米国映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が第93回アカデミー賞の最終候補を発表した。

    この日『ミナリ』は助演女優賞をはじめ助演男優賞、脚本賞、音楽賞、監督賞、作品賞まで、アカデミー賞の6部門にノミネートされた。特にユン・ヨジョンは助演女優賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』グレン・クローズ、『ファーザー』オリヴィア・コールマン、『Mank/マンク』アマンダ・サイフレッド、『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』マリア・バカロヴァと肩を並べた。

    何よりも、アジアの俳優がノミネートされたのは、ミヨシ・ウメキ(『サヨナラ』)、ショーレ・アグダシュルー(『砂と霧の家』)、菊地凛子(『バベル』)に続いて4回目だ。韓国の演技者としては初めてのことなので意味が深い。ユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞すればミヨシ・ウメキに続いてアジア系では歴代2人目の受賞者となる。

    1980年代の韓国人家庭の米国移住定着記を描いた『ミナリ』はサンダンス映画祭の審査委員大賞をはじめとして受賞行進を続けている。アカデミー賞の前哨戦と呼ばれるゴールデングローブ賞で外国語映画賞を受賞した。

    ユン・ヨジョンは『ミナリ』で幼い孫の世話をするために韓国から米国に来たスンジャ役を引き受けて熱演した。暖かいながらも深みのある演技で長年の演技力を証明して存在感を見せた。

    『ミナリ』のハン・イェリはインタビューでユン・ヨジョンについて「ユーモアのセンスもあり機転も利く魅力的な方だ。現場では常に良いエネルギーとなり、必要な方だと感じた」とし「ユン・ヨジョン先生を見ながら勇気をもらった。先生は知らない人と外地で作業する時にも心配せずに「do it」と言われた」と敬意を表した。また、「先生が本当に感動的な演技をずっと見せてくれた。むしろ、ようやく彼らが先生について知ったのが惜しく、ユン・ヨジョンという良い俳優を今であっても知らせることができて嬉しい」とユン・ヨジョンの受賞リレーを心からお祝いした。

    1966年、TBC 3期の公開採用タレントとしてデビューしてドラマと映画を行き来しながら挑戦を止めなかったユン・ヨジョンは『ミナリ』で米国4大批評家協会賞と呼ばれる全米批評家協会賞、LA批評家協会賞などをはじめ、合計32個のトロフィーを手にした。オスカーだけでなく全米映画俳優組合賞(SAG)でも韓国俳優初の助演女優賞候補にノミネートされ、韓国映画史を書き換えている。すでに文字通り「ワンダフル」なユン・ヨジョンだ。

    一方、第93回アカデミー賞は来月25日に開催される。
  • 毎日経済スタートゥデイヤンソヨウン記者 | 入力 2021-03-16 07:01:39