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Q.韓国で冬に食べるスタミナ食もありますか?
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A.スタミナ食といえば、当然夏を思い浮かべるでしょう。夏の中でも一番暑い三伏のことです。暑くて汗がたくさん流れるため、気力を補う食べ物を探すようになります。だからスタミナ食が似合う季節は夏です。
だからといって寒い冬は栄養を補う必要もないし、食べなくてもいいという話ではありません。冬眠しているクマは気力を使いませんが、春、夏、秋、冬、季節を問わず、忙しく会社に出勤する人々は季節を区別する必要はないでしょう。
寒い冬に外を出回っているため、十分なエネルギーを供給する必要があります。それに冬は骨も硬くなり、筋肉の痙攣も起きやすいそうなので、カルシウムの豊富な食べ物を食べておいたほうが健康にいいはずです。
結論から言えば、冬もスタミナ食が必要だということです。
だからといって、冬にだけ食べるスタミナ食があるわけではありません。サムゲタン(参鶏湯)、チュオタン(ドジョウ鍋)など夏のスタミナ食を冬にも食べます。
サムゲタンとチュオタンは温かい温もりのある食べ物です。温めて食べるから温もりのある食べ物というわけではなく、鶏やドジョウの食材の性質が温かいという意味です。
サムゲタン
鶏は豊富なタンパク質の他にカルシウムとリン、そして神経と筋肉を育てるために役立つチアミンまで多様な栄養素が含まれているため、冬の体の保養に適しています。チュオタン
ドジョウは冬を越すために秋から体を太らせますが、ふっくらしたドジョウはタンパク質はもちろん各種ビタミンと不飽和脂肪酸まで人間にいいという栄養素がたくさん含まれてるそうです。
人々が食べやすいからと言って体を太らせたわけではないでしょうが、とにかくそうだという話です。
少し意外ですが、カボチャも冬のスタミナ食として注目したい食べ物です。ただのカボチャではなく、大きくてオレンジ色のカボチャです。
夏に収穫せず、畑に放っておくと少しずつ熟れてこうなります。オレンジのカボチャにはベータカロチンをはじめとする各種ビタミン、カルシウムとカリウムを多く含んでおり、風邪の予防にも役立つと言われています。甘みも濃くてカボチャのお粥にして食べてもいいです。
お粥の話が出たから話しますが、韓国の冬の食べ物として欠かせないのが小豆粥です。
小豆は昔から毒を抜いて、さらに邪気を追い払うことにも効力があると言われていました。そのため、小豆粥は新年を迎える前の冬至に厄払いで食べていた食べ物だったのです。
実際に小豆は、中和作用が強いそうです。胃を丈夫にし、体内に不必要にたまったカスを排出し、代謝活動を助けるため、疲労回復にも効果的な食べ物です。
風に吹かれて元気が全くない方は、小豆粥を1杯召し上がってみるのはどうでしょう?
- Lim, Chul | 入力 2020-01-10 11:38:17
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