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韓銀、今年の成長見通しを再び下方修正

3カ月で2.6から2.6に 

  • 韓国銀行は今年の韓国の経済成長率見通しを年2.5%に下げた。 3ヶ月前の見通しよりも0.1%ポイント下方修正した数値だ。基準金利はいったん年1.75%で凍結したが、下半期の景気が当初の予想に満たない場合は深刻な引き下げ圧力に苦しむことになるように見える。

    李柱烈(イ・ヂュヨル)韓銀総裁は18日、今年の国内総生産(GDP)の成長見通しを2.5%に下方修正したと明らかにし、「第1四半期の投資と輸出の流れを確認した結果、当初の予想よりも振るわないことが把握されて、これを反映した」と説明した。

    去る1月、韓国銀行は今年の設備投資が前年比で2.0%上昇すると予想した。しかしわずか3ヶ月のあいだに、新しい見通しは0.4%と大幅に縮小した。第1四半期の鈍化を超えて最悪の時期を過ごした半導体など情報技術(IT)業種の影響で、上半期の設備投資増加率が-5.3%と、極度の不振に陥っていると分析されたわけだ。輸出増加率見通しも3.1%から2.7%に縮小した。半導体価格の下落などで、上半期の見通しは1.4%にとどまり、これまでの予測値(2.4%)を大きく下回ったと分析された。輸出の不振で今年の経常収支は、前よりも25億ドル減少した665億ドルと予想された。消費増加率も上半期は2.2%にとどまり、当初の見通し(2.5%)よりも鈍化すると予想された。さらに消費者物価の上昇率さえも1.4%から1.1%に下方修正されて、デフレーションの懸念さえも大きくなる様子だ。

    今後の展望と関連して、韓銀は政府と政界が推進している補正予算編成の効果と半導体などのIT景気の回復を期待した。李総裁は「政府の補正予算を含む財政支出の拡大が予想され、後半になれば輸出と投資不振は徐々に回復するだろう」と述べた。補正予算編成の効果は今回の経済見通しに反映されなかったと李韓銀総裁は説明した。

    韓国経済研究院のイ・スンソク副研究委員は、「グローバル経済が全般的に鈍化する状況で、後半から世界的な需要増加に起因する半導体景気の回復可能性は不確実だ」とし、「むしろ今年の経済見通しをさらに下方調整する可能性がある」と述べた。イ・スンソク副委員はまた、「政府が補正予算を編成しても、その効果は下半期に直接現れないこともありうる」と付け加えた。

    昨年11月に基準金利を0.25%ポイント引き上げた韓銀金融通貨委員会はこの日、既存の1.75%の水準を維持することを全員一致で決定した。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者/キム・ヨンヂュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-04-18 17:52:45