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「韓・日の紛争、韓国に打撃」… ムーディーズ、報告で

  • 韓国と日本の間の貿易紛争が続く中で、グローバル格付け会社のムーディーズは韓国経済に及ぼす否定的な影響がより大きいという分析を出した。

    ムーディーズは26日、「中央銀行の金利引き下げにも世界経済の成長率鈍化」報告書を通じて、「貿易紛争は日本にも否定的な影響を与えるが、韓国に比べて程度は小さい」とし、「二国間の対立が続くほど、韓国製造業が負担を受けるだろう」とした。

    韓国と日本のあいだの葛藤が続く中で、韓国が「韓日軍事情報保護協定(GSOMIA/ジーソミア)」終了を決定し、日本が28日に韓国をホワイトリストから排除するという見通しが出ている。両国間の葛藤が長くなるほど国内製造業が打撃を受け、輸出にも悪影響を与える可能性があるという分析だ。

    ムーディーズは「日本の場合、韓国の不買運動や観光反対の動きに打撃を受けているが、韓国が中間財貿易で受けるダメージほどに大きな脅威ではない」とし、「日本との貿易紛争は韓国の短期経済成長見通しにさらに悪影響を与えるだろう」と明らかにした。ムーディーズはまた、「韓国が対外環境の悪化に脆弱であることを勘案すれば、輸出への悪影響は製造業には負担になるだろう」と説明した。

    ムーディーズはこの日、レポートの発表に先だって韓国の今年の経済成長率を2.1%から2.0%に0.1%ポイントに下方修正した。ムーディーズが韓国の成長率見通しを下方修正したのは、3月の2.3%から2.1%に0.2%ポイント引き下げたことに続き5ヶ月ぶりだ。ムーディーズは来年の韓国の予想経済成長率は2.1%で維持した。ただしムーディーズは「これはこの5年間の年平均成長率3.0%よりも大幅に低い」と指摘した。

    ムーディーズは下方調整の背景について、「世界経済の成長鈍化がアジア地域の輸出の伸びを阻害した」とし、「特に韓国と香港などの貿易依存度が高い国の資本形成鈍化は輸出鈍化を反映している」と説明した。特にムーディーズが政府の財政刺激策を勘案しつつ成長率を下方修正しただけに、「政策が国内経済に肯定的な影響を与えるには不足しているのではないか」という懸念が継続される見通しだ。

    ムーディーズは日本の今年と来年の経済成長率をそれぞれ0.7%と0.4%と予測した。今年の経済成長率は以前の発表(0.8%)よりも0.1%ポイント下がった数値だ。
  • 毎日経済_チョ・ソクファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-08-26 18:00:37