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エンタメ > スターニュース > 大衆音楽界、やり方は違っても梨泰院惨事を追悼 心は一つ
ハロウィンデーを控えて梨泰院(イテウォン)で発生した最悪の惨事で大韓民国が悲しみに陥った。政府が惨事発生日から1週間を国家哀悼期間に定め、歌謡界は予定されていたアルバム発売とコンサートなど各種行事を哀悼期間以後に延期し静かに犠牲者および被害者を哀悼した中で、「公演もまた別の哀悼の仕方」と所信を明らかにするミュージシャンも支持を得ている。
先月29日、ソウル龍山区(ヨンサング)梨泰院洞一帯にハロウィン週末を楽しみに10万人余りの人が押し寄せ悲劇的な事故が発生した。中央災難安全対策本部によると2日午前まで死亡者だけで156人に達する。死亡者のうち外国人は26人と集計され未成年者もいて残念さを増した。
政府は予期せぬ惨事に5日までを国家哀悼期間と宣言した。これに対し放送界はドラマとバラエティ番組、音楽番組など各種放送を相次いで放送中止し追慕の雰囲気に参加している。
大衆音楽界も同様だ。惨事のニュースが伝えられた直後の先月30日からチャン・ユンジョン、チャン・ミンホ、ジェジュンなどの歌手たちが当日予定されていたコンサートを取り消し哀悼の意を伝え以後イ・ムンセ、ペク・ジヨン、コヨーテ、ヨン・ジュンヒョンなど国家哀悼期間に該当する時点でコンサートが予定されていた多数の歌手たちがコンサートを暫定延期した。
10月末から11月初めまでぎっしりだった歌手たちのニューアルバムカムバックも相次いで延期された。31日にカムバック予定だったEXOのチェン、ヨン・ジュンヒョン、IRRIS、Crush、Punchなど多数の歌手たちがアルバム発売を延期し11月第1週にカムバックが予定されていたDRIPPIN、チョン・ウンジ、ナビ、Xdinary Heroes、ICHILLIN、Newkiddなど多くの歌手たちもカムバックを先送りした。
カムバックの日程が変更されるなど大々的な追慕雰囲気が造成されソン・シギョン、パク・ジェジョン、Crushなど歌手たちはコンサート前売り日程まで先送りし哀悼に参加した。
事実上、歌謡界のすべてのスケジュールが「オールストップ」されたような姿の中で、また別の追慕方式を悩むミュージシャンたちの声も出ている。国家哀悼期間という厳粛な単語の下で無条件に音楽活動を止めるのではなく音楽で悲しみを慰めるという所信がネットユーザーの間で支持を得たりもした。
「考えの夏」パク・ジョンヒョンは先月31日、自身のインスタグラムに「今週することにした2つの公演の企画者たちが公演を進行するか、延期するかについて丁寧に尋ねてきた。悩みを交わした末、予定通り進めることにした」と話を切り出し「ところで、昔も今も国家機関が見るには芸術の仕事が遊興、余興の同義語のようだ。国家機関が芸術関連行事(だけ)を哀悼という名前で一括的に閉じるのを見て、与えられた行事をもっと予定通りにしなければならないという気がした」と書いた。
梨泰院惨事に対する国家哀悼期間宣言後、各種大衆音楽コンサートが相次いでキャンセルされている中で出た所信発言だ。パク・ジョンヒョンは「公演業者には公演しないだけでなく公演することも哀悼の方式かもしれない」として「することにしたレパートリーを考え直してみる。どんな話を観客にしようかもう一度考えてみる」と明らかにした。
彼は「それが私が選んだ方法だ。皆が同意する必要はないが、むやみに判断しないでほしい」と頼んだ。
パク・ジョンヒョンのコメントに「選択を支持する」 、「勇気を出してくれて感謝する」、「全面的に共感する」などのコメントを残し同意意見があふれた。ただし一部では「どんな意図で書いたコメントなのか見当がつくが、沈黙が最善の哀悼である時がある」などの反応を示した。
そうかと思えばMBC FM4U『ペ・チョルスの音楽キャンプ』のペ・スンタク作家は自身のSNSにパク・ジョンヒョンの投稿を共有し「いつも大衆音楽が一番先にタブー視される国。悲しい時に音楽で癒されると言うかどうか。哀悼の方法は私たち1人1人違う。違うのが当然だ。やり方まで強要しないことを願う」と書いた。ミュージシャンのチャン・ジェインもパク・ジョンヒョンの投稿を共有し同意の意を表した。
またミュージシャンのチョン・ウォニョンは1日、自身のSNSに「すべての公演をキャンセルしなければならないのか。音楽ほどの慰労と哀悼があるだろうか」というコメントを載せ、チョン・ウォニョンのコメントにドラマー兼歌手パク・カウルは「芸術を音楽として眺める1つの視線が恐ろしくて、このような措置をすることが本当に残念だ」とコメントした。