A. | 天気が暑くなると蚊やハエのせいで頭を痛める人がいます。 未だにタバコを吸う筆者もその中の一人です。 机の横の窓を開けておくと絶えず蚊が飛びかかってきます。パソコンの前で検索したり文章を書いている途中で蚊の鳴き声が聞こえたら手を振ったり蚊が座ったら捕まえようとしたあげくに諦めてしまいます。そのうち机の下の片隅に蚊取り線香を立てることになるのです。筆者はB型です。 ここで血液型が重要なのではないです。蚊が血を吸いたい対象が私一人なので蚊は血液型を気にしないはずです。 何人もの人が集まった場所、例えば団体でキャンプに行くとか、そんな時に蚊がO型の血をよく吸うのか、調べればいいです。 2004年に日本のある研究機関で実験をしたことがあります。 様々な血液型の人がいる空間に蚊100匹を放しておきました。O型の血液型を持つ人に84匹の蚊がくっつきました。他の血液型を持った人にくっついた蚊は47匹程度でした。実験結果だけを見るとO型が2倍も蚊に多く刺されたわけです。 実験結果が知られると同時に蚊がO型を好むという事実が確認されました。 どうしてO型にくっつくのでしょうか? 研究チームは当時、その理由についてはきちんと説明しませんでした。 2005年にSBS『愉快な頭脳検索』の制作陣も似たような実験を行いました。男性と女性を蚊に200余匹いる空間に5分間留まるようにしたら、男性は8か所刺された反面、女性は1か所だけ刺されました。実験に参加したある男性は、片方の腕をきれいに洗い残りは汗の臭いがする状態で実験空間に入りましたが、洗っていない腕に6か所噛まれた跡がありましたが、洗った腕には1か所噛まれました。 蚊が汗の臭いに引かれわけです。 男女を比較した実験でも性別差というより汗の臭いが原因でした。汗にある乳酸とアミノ酸を蚊を誘引するのです。 視力よりは嗅覚に依存する蚊は匂いに引かれます。 お酒をたくさん飲んだ日、そしてホルモンに変化が出る妊婦さんが蚊に脆弱な理由でもあります。 カナダのトロント大学の研究チームは、お酒と蚊の相関関係を調べるために25人の学生を対象に実験を行いましたが、お酒を飲むと蚊に刺される確率が15%ほど増えました。お酒を飲んで息を吐く時にする細かい匂いで蚊が刺されることが確認されました。 臭いを追う蚊がO型を好むのはある程度は事実かもしれません。 O型の血液型を持つ人は、血管疾患になる可能性が他の血液型より高いのですが、血液にコレステロールが多く高脂血症のある人なら蚊に弱いと見ていいようです。 様々な研究結果を考えると、洗わないO型の男性が蚊によくかまれても間違いではないのです。 部屋に入ってきた蚊は最大2週間まで生存します。 捕まえられなかったら半月ほどぶんぶん言う音で寝付けない可能性が高いです。 だからよく探して捕まえたり、蚊の嫌がる匂いを漂わせるのが上策でしょう。 |