化粧品暗黒時代、ブラックリップスティックまで登場するなんて!


今や「カラー時代」だ。カラーが与える視覚的刺激を超え、超近接のくすみまで表すHDTV(high definition television)まで登場したほどであるから、ビューティ業界ではカラフルなメイクアップに集中するしかない。

言葉どおり高鮮明、高品質のカラーを見られる時代だが、皮肉にも最近のビューティトレンドは過去の「白黒」スタイルを再照明している。レトロスタイルで変身したりバンパイアや幽霊を連想させるゴス・ルックにどっぷりはまっているのだ。

これまで深く幽玄な目元を演出するスモーキーメイクアップ程度が流行はしたが、最近のようにブラックリップスティックやまぶた全体に塗るアイシャドウメイクアップが注目されるのは初めてだ。

60年代に見られたレトロメイクアップが人気を呼びながら、このような現象はさらに際立っている。ナチュラルだけ強調していた時代を過ぎ、自分だけの個性を確実にあらわにできるスモーキーのような化粧を楽しみ始め、今ではブラックリップスティック、ブラックアイシャドウ、ブラックネイルカラーなどが果敢に披露されている。

実際にアイラインをさらに太く、目尻はさらに長く描くかと思えば、くちびるもビビッドカラーやレッドリップで濃く鮮明に塗るのがトレンドになった。それだけでなく、白黒でミュージックビデオを制作しビンテージな感じを表現する場合が多いので、顔立ちが目立って映る芸能人のメイクアップが自然に注目され始めている。

イ・ヒョリはミュージックビデオで80年代ミスコリアを彷彿とさせるレトロスタイルに変身を試みたが、メイクアップもやはり陰影を強調したアイホールメイクアップで目を引いた。ナインミュージス(Nine Muses)はネイル、リップなど部分的な赤い色調メイクアップのみ強調した白黒ミュージックビデオを披露した。彼女らはすべて白黒映画とTVを見るかのような感じで自分だけのビジュアルを強調した。

それだけでなく、実際に明るい色相を配剤した白黒メイクアップをする場合も登場した。ビックス(VIXX)はクチュールショーで見るかのようなブラックリップスティックを塗ったり、ブラックネイルで大衆に強烈な印象を残した。

男性アイドルという偏見から抜け出し果敢なメイクアップを披露したビックスは、ジキル&ハイドのキャラクターを生かすため、目を強調したスモーキーメイクアップやまるでマジックペンで絵取ったようなブラックのくちびるを披露し話題を生んだ。

今ではカラー時代が与える華やかさのため、むしろ白黒が与えるビジュアルは特別になっている。もちろん真似するのは負担で実際に白黒メイクアップ製品の販売率も低い。ある人はとんでもないルックだと表現する。慣れないが皮膚によく似合うオレンジ、ピンク、ベージュなどから抜け出し、白黒が与えるビジュアルショックは特別な意味があると見ることができる。これまでの限定された色調メイクアップの種類を拡張させられる段階もしくは普遍的な先入観と偏見から抜け出し、ビューティ業界の挑戦と成長として眺めるのはどうだろうか。私たちが一番最初にスモーキーメイクアップに新鮮さを感じたようにだ。
  • MKファッション_キム・ヘソン記者/写真=Photopark.com、KBS放送画面キャプチャー、イ・ヒョリ、ナインミュージスミュージックビデオキャプチャー
  • 入力 2013-05-31 16:51:36