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汗と臭いを抑制してくれる医薬外品「デオドラント」分かって塗っていますか?

活性成分が汗腺深くに浸透できなかった時、副作用が発生 

  • 汗と臭いを抑制してくれる医薬外品「デオドラント」分かって塗っていますか?
日中の温度が25度以上を上回り、初夏の天気が続いている。これにより、売上が増加するビューティアイテムがあり、まさにデオドラントだ。

デオドラントは、汗をたくさんかく部位に塗ると汗と臭いを抑制してくれる医薬外品として知られている。しかし、医薬外品なのかよく知らないまま、多汗症とわきがを解決できずに苦しむ人がいるかと思えば、不分別な使用で副作用を味わう人もいる。デオドラントがどのような成分でできている製品なのか、正確に調べて正しい使用法もともに熟知し、「さらさらした」夏を準備してみよう。

デオドラントの主要成分は、アルミニウムクロロハイドレートだ。これは、活性成分として分類され、汗の分泌を抑制することが特徴だ。汗の分泌を抑制すると同時に、臭いを除去する機能があり、身体が折れる部分である脇、腕、足に主に使用する。

デオドラントは、1961年に初めてアルミニウムクロライドという成分が含有された発汗抑制剤として開発された。汗を抑制する効果は優秀だったが、高い酸性度のせいで皮膚の刺激を訴える人がおり、服地を傷める短所が発生し、以降、部分的に中和されたアルミニウムクロロハイドレートという成分がつくられた。

アルミニウムクロロハイドレートは、活性成分を中和させ、汗腺の深い所に浸透し、汗の分泌を抑制する。刺激が少なくなり、頻繁に塗ってもよいほど副作用が少なくなった。それにもかかわらず、デオドラントを使用した後、皮膚刺激が発生したという人がいる。おおよそ一時的な形象に過ぎなかったが、痒くほてり、ひりひりする症状を訴えた。

このような問題点は、デオドラントを適切に使用できなかったために発生する。デオドラントは、汗をかく部分に入念に広く塗布しなければならないが、活性成分が汗腺深くに浸透できなかった時、副作用が発生する。おおよそこれを塗る部位は、汗をたくさん流し密閉された所が多いが、このような部位は容易に湿り、菌が育つのに適合であるためだ。

このため、デオドラントを塗布する部位は、常に清潔に管理し水気がない状態で塗る。必ずデオドラントを乾燥させた後に服を着用するのがよい。また、皮膚に刺激を与えた状態である髭剃りや除毛をした後、すぐに使用しないことがよく、皮膚刺激が激しくなった時は、皮膚科の門を叩くのが望ましい。

以前からデオドラントに対する副作用も続けて台頭している。そのうちのひとつがまさに、乳がん発病の問題だ。まず、乳がんの発生位置とデオドラントを塗る脇の部位が近接してという俗説と、汗は毒素を外に分泌する過程なのに、汗の分泌を化学成分で抑制することで、癌を誘発することがある毒素を他の部位に広げているという話がある。

ふたつの仮説に対して、米国国立癌研究所と食品医薬局は、具体的な関連性を見い出せなかったという研究結果を発表して久しい。むしろ、発癌物質である「パラベン類防腐剤」がデオドラントにも含まれ、問題を引き起こしたことがある。以降、業界はパラベン類防腐剤を添加しない製品を発売した。

デオドラントは、基本的に「アルミニウム」関連の化学成分を含んだ製品であることに違いはない。よって、身体に頻繁に使用したり、過度に使用することはやめなければならない。特定部位に汗を激しくたくさん流したり、不快な臭いが出る時は、デオドラント以外に施術を考えてみるのもよいだろう。
  • MKファッション_イ・イェウォン記者/写真_shutterstock 提供
  • 入力 2013-05-13 16:36:16




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