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スリムな紳士が多くなったと思えば…

上衣ウエスト5㎝減らし、タックをなくしたパンツなど、ウンドナム・ナルドナム狙った「スリムフィット」人気 

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大企業の会社員イム・チャンギさん(45)は、先週末、紳士スーツ一着を揃えようと百貨店の男性服コーナーを訪れた。気に入った生地と色のスーツを探したが、ウエストがきついようでパンツにはタックがなく不便な感じがした。

毎回同じブランドの製品を利用してきた彼は、普段購入していたゆとりのある身幅にタックが入ったパンツを探したが、売場の店員からこれ以上つくらないという言葉を聞いた。その売場でウエストラインがない一字型のジャケットや、タックが二つ入ったパンツは探せなかった。

職場男性の勤務服スーツが変わっている。ひとしきり流行していた花美男・花中年に続き、「ウンドナム」(運動する都会の男性)・「ナルドナム」(スリムな都会の男性)などの洒落た男性が増えながら、スーツまでスリムさを強調する傾向だ。これにより、紳士服サイズとパターンが完全に変わった。100と105サイズの中間に新しく103サイズが出たかと思えば、ウエストが細い20・30代序盤にこそ着ていたノータック(パンツのウエストラインにタックがないデザイン)パンツが40・50代用にまで拡大した。実際、男性服売場に行くと、タック一つ入ったワンタックパンツすら探しにくい。

第一毛織の「Pal Zileri」の場合、一般的なクラシックラインとそれに比べてウエスト周りと胸周りが2~3㎝スリムにデザインされたフルラインを出している。以前はクラシックラインがさらに大きな割合を占めていたが、最近、スリムなデザインを求める消費者が増え、フルラインの割合を今年、前年より30%程度増やした。この春シーズン「Pal Zileri」の全体物量でフルラインが占める割合は60%を越える。パンツは、40・50代の男性が愛用していたウエストラインにタックが二つ入ったツータックパンツはまったく生産されない。

「Pal Zileri」のデザイナー、イ・ジヨン氏は、「腹部の出た顧客には以前のようにルーズに着るより、ノータックパンツを着てウエストに合わせて幅や太もも・膝などを修繕して着るよう助言している」と話した。

LGファッションの「Maestro」は、身幅に余裕がある6ドロップ(Drop・胸周りからウエスト周りを引いた指数)製品より、胸とウエスト周りが2~3インチ程度小さく発売された7もしくは8ドロップ製品の生産割合を大きく増やした。7もしくは8ドリップのジャケットが全体生産量のうち65%に達するほどだ。

「Maestro」から出ているパンツも、ノータックデザイン製品の生産量が急激に増えている。

「KOLON Industries」の男性カジュアルスーツ「クラブケンブリッジ」の場合、最近数年の間に上着のサイズが小さくなり始めた。95~110サイズを出しているが韓国男性の体型の変化により、指数を少しずつ減らしたため。

クラブケンブリッジ企画チームのチョン・ヨンゴン次長は、「毎年変わる男性の体型を反映した縫製技術を適用しているが、2~3年前と比べると、今年出ているスーツの上衣は、ウエスト部分が平均5㎝程度減った」と伝えた。
  • 毎日経済_キム・チミ記者/写真_Maestro 提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-04-15 17:26:54




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