シニカルになった社会が熱狂した「骸骨ファッション」、その次は?

暗いイメージに象徴された骸骨が人気を集め始めたのは 

ファッション・文具など、売場ごとに見えていたスマイルキャラクターがある瞬間姿を消し、その座を骸骨キャラクターが代替した。ファッション街は骸骨の人気が収まる気配を見せないことに対して首をかしげながらも、シニカルな社会の雰囲気が骸骨パターンの流行を率いていると解釈する。

アレキサンダー・マックイーンの骸骨スカーフが人気を集めながら始まった骸骨熱風は、しばらくの流行にとどまらなかった。昨年、「アレキサンダー・マックイーン×ダミアン・ハースト」のスカルスカーフ10周年コレクションが出て、ファッション街であまり見られない長寿トレンドとして威容を誇示したりもした。

骸骨トレンドのまた異なる一方を形成しているZadig&Voltaireは、国内進出初期にカシミアとロックンロールを繋ぎ合わせたコンセプトが多少、生硬に受け取られたが、今は骸骨パターンを象徴するブランドになるほどに大衆的な認知度を確保した。ブランド関係者は、骸骨パターンがブランド草創期から使用され、全体物量で占める割合もまた大きくないと語った。しかし、最高級素材と呼ばれるカシミアに骸骨パターンを繋ぎ合わせ、アップタウンファッションとして骸骨熱風を拡散させるのに決定的な役割をした。

これまでファッション街で骸骨はゴス族の象徴としてみなされ、あまり歓迎されなかった。このように、多少暗いイメージに象徴された骸骨が大衆的な人気を集め始めたのは全世界的な不況による社会不安がひとつの要因かもしれないとファッション街は解釈する。骸骨は人間がもった千種類以上の表情がすべて除去されたにもかかわらず、シニカルな雰囲気がファッションが羨望してきたシックなイメージを極大化する効果を発揮した。

しかし、一部ファッション界の関係者は、骸骨キャラクターの人気が終わりの段階に来たと語る。骸骨ファッションが大衆化しながら、今ではイットアイテムに熱狂するファッショニスタの関心外に外れたということだ。

ある30代序盤の女性は、「骸骨が食傷気味になった。骸骨がプリントされたTシャツやニットのシニカルな感じが好きだったが、今では骸骨を見ると偽物ではないかと先に思うようになる」と語った。無関心なようで無関心なふりはできない骸骨の意味深長な視線が、乱れた世の中を否定したいが否定できない現代人の本音を貫くようだ。

しかし、コム・デ・ギャルソンPLAYのフィリップ・パゴウスキー「ハート」キャラクター、トスが今シーズン新しく発売した「スマイル」コレクションは、ファッション街でシニカルさに別れを告げ、ユーモラスさに傾倒し始めたという信号弾ではないだろうか。
  • 毎日経済_ハン・スギン記者/写真_Alexander McQUEEN、Zadig&Voltaire、トス提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-05 19:51:04