トップ > ビューティー > ファッション > 韓国でスリッポンが大流行 20~30代に人気

韓国でスリッポンが大流行 20~30代に人気


  • 韓国でスリッポンが大流行 20~30代に人気
  • ジバンシー「スケートスリッポン」

韓国の今年の夏はハイヒールを脱ぎ捨てた女性が流行を主導している。高さ10㎝以上のピンヒールを履き、危なげに歩いていた女性を街中で見つけるのが難しいほどだ。代わりに「上履き」という嘲笑を買っていた「スリッポン」が、ハイヒールとかかとの高いサンダルの対抗馬として浮上した。

スリッポンは紐を結んだりジッパーで締める必要がなく、足をすっと入れて履く短靴だ。足の甲と足首部分を広い布とゴムで繋き、履いて脱いでがラクだ。「11番街」では6月に入って、このようなスリッポン製品が昨年より300%以上売れた。

Gマーケットでも今年に入って6月25日までに、スリッポンが昨年の同じ期間より7倍以上売れた。活動が多くなる夏に買う運動靴(566%)と、梅雨の時期に主に購入するジェリーサンダル(475%)よりも売上の伸び率が高い。一方、高さ7センチ以上のウェッジサンダル(1%)とかかとを高くした運動靴スタイルのウォーカーヒール(マイナス6%)とヒールスニーカー(4%)は、販売にはほとんど変化がなかった。

学校で履く上履きの扱いを受けていたスリッポンは、布地とゴム、ヘビ皮など多様な素材で作られて、ファッションアイテムに変身した。アッシュ(ASH)とランドローバー、その他の高価輸入ブランドがスリッポンを出し、価格帯も5000~100万ウォン台までと選択の幅が広い。ジバンシーが出したスケートスリッポンは110万ウォン台、セリーヌのスケートスリッポンは100万ウォン台といわれるほどだ。

最近ではスリッポンの前部分にアクセサリーをつけ、自分だけの靴として飾ることができるカスタムメイド型スリッポンも登場した。

クォン・ヨンム「11番街」ファッション雑貨チーム長は、「ファッションに気を使う若者の間では、単色のスリッポンを購入して独特の柄や絵を描いて、自分だけのスタイルにリフォームするケースも多い」と語る。ブルーマウンテン(BLUE MOUNTIAN)の「アクアシューズ」など、夏用に水の中でも履けるようにアレンジしたアクアシューズ形のスリッポンも人気だ。

このようなローヒールの靴は「ラクなファッション」を好む傾向の恩恵を受けている。スリッポンは靴よりもラクだが、運動靴よりもおしゃれをした感じを伝えることができるからだ。スーツ姿にも無難に似合って、底の部分が他の夏サンダルよりもふわふわし、長く着用しても疲れが少ない。

現代百貨店では、昨年6月の女性シューズの全体売上のうち、サンダルとスリッポンやスリッパなど、夏用コンフォートシューズが占めた割合は29%にとどまったが、今年はその割合が48%と大幅に増加した。「現代Hモール」でもトムス(TOMS)とスコノ(SKONO)、ジョイ・アンド・マリオ(JOY & MARIO)など、スリッポンの販売が去年の夏より23%増え、夏の目玉商品として注目されている。

現代ホームショッピングのシン・ギュンソプ雑貨商品企画者(MD)は、「6月に入って、素足でも楽に履けるサンダル類とスリッポンが人気を集めている」とし、「ハイヒールより4~5センチ程度の履き心地を見せるミドルヒールスタイルのコンフォートシューズが人気を得るだろう」と予想した。
  • 毎日経済_イ・ユヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-26 17:04:26




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア