トップ > 数字経済 > 経済 > メモリ半導体価格が急上昇…韓半導体企業に薫風

メモリ半導体価格が急上昇…韓半導体企業に薫風


  • メモリ半導体価格が急上昇…韓半導体企業に薫風

コロナ19が蘇らせたPC需要と仮想通貨の活況で、DRAMとNAND型フラッシュメモリなどのメモリー半導体の価格が第2四半期には二桁に増加するだろうとの見通しが出た。

台湾の市場調査機関のトレンドフォースは18日、企業が取引きの基準とするNAND型フラッシュメモリの固定取引き価格は、第2四半期に第1四半期との比較で3~8%引き上げられると予想した。またDRAMの固定取引き価格は第1四半期だけで3?8%、第2四半期には13~18%上がると予想した。予想を上回る需要の増加で、これらのメモリ製品の同伴価格上昇が当初の見込みよりも早くはじまるだろうということだ。

トレンドフォースは「PCメーカーと中国のスマートフォン企業のメモリ注文が続いており、グローバルなデータセンターも半導体の在庫確保を開始した」とし、「NAND型コントローラの供給不足でソリッドステートドライブ(SSDとNAND型をベースにしたデータ記憶装置)などの完成品に対する確保の動きも増えている」と分析した。

DRAM価格の上昇見通しを示す「DRAM価格指数」も恐ろしいほどに跳ね上がっている。すでに先月に3万の線をこえて、2018年の高点を超え、DRAMエクスチェンジのDRAM指数(DXI)は今月17日に3万7474.87を記録し、急な上昇ラインを描いている。

メモリ価格の上昇はPCなど、情報技術(IT)機器の需要増加が主な要因だ。ユジンリサーチは今年の世界PC市場の成長率を、昨年よりも高い18%に引き上げた。

この他にも、ビットコインを中心とした仮想通貨狂風がグラフィックDRAMの価格上昇をあおるという分析も出ている。トレンドフォースはグラフィックカードの需要が増え、第2四半期のグラフィックDRAMの契約価格は第1四半期よりも10~15%上昇すると予想した。
  • 毎日経済 | イ・ジョンヒョク記者/パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-18 21:51:46




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア