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サムスンバイオロジックス、受託開発生産を拡大

抗体医薬品から尖端新薬にまで 

サムスンバイオロジックス(Samsung Biologics)は現在の受託開発生産(CDMO)の対象を遺伝子治療剤などの尖端新薬にまで広げ、将来の成長動力を整えるという抱負を重ねて明らかにした。

昨年12月に赴任したジョン・リム(John Rim)サムスンバイオロジックス社長は19日、松島の仁川グローバルキャンパスで開かれた株主総会で議長として初めて出席し、これまでの事業成果と今後の計画を発表した。

リム社長は「昨年の売上高と営業利益はそれぞれ前年比で66%と219%上昇し、過去最高の業績を達成した」とし、「建設中の第4工場は2023年初めの稼働を目標に、工事は順調に進んでいる」と語った。

リム社長によると、昨年にサムスンバイオロジックスが委託生産(CMO)で受注した累積製品数は56種で、前年(2019年)よりも20種増えた。また国内外の規制当局からの承認を受けた累積製品件数は77件で、昨年同期との比較で22件増加した。

リム社長は今年の事業目標について、「現在の抗体医薬品を中心としたCDMO事業領域を、細胞・遺伝子治療剤とワクチンなどの新薬部門にまで広げ、将来の成長動力を確保する」と強調した。このために研究開発(R&D)センターを海外の多くの国に拡大する計画も発表した。リム社長は「受注拡大のために昨年は米サンフランシスコに研究開発法人を設立してたことに続いて、欧州や中国など海外の主要地域にも増やしていく」と強調した。
  • 毎日経済 | キム・ビョンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-19 20:03:33




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