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セルトリオンのコロナ治療薬…欧州医薬品庁が使用を勧告


欧州医薬品庁(EMA)は26日(現地時間)、コロナ19抗体治療剤「レキロナ(一般名レグダンビマブ/Regdanvimab/CT-P59)」を、酸素療法の必要なく重症に進行する危険性が高い成人患者の治療のために使用できると明らかにしたとロイター通信などが伝えた。 EMAは現在、レキロナに対する逐次審査(rolling review)を進めている。逐次審査は緊急時に有望な医薬品やワクチンの評価を迅速に進めるための手順だ。逐次審査は今後、この薬品のEU販売承認申請のための基盤となる。セルトリオンの関係者は、「正式承認前の使用勧告であり、正式な承認日程は未定だ」と明らかにした。

セルトリオンの抗体治療剤レキロナ(注射薬)は5日、食品医薬品安全処から「国産1号」コロナ19治療薬として条件付き許可を受けた。去る17日から全国の医療機関に供給されている。

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一方、徐廷珍(ソ・ヂョンヂン)名誉会長が一線から後退したセルトリオングループは、会長の長男と次男を社内取締役に選任して二世体制を構築した。この日、セルトリオンは定期株主総会を開き、ソ名誉会長の長男であるソ・ジンソク上級副社長(37)をセルトリオンとセルトリオン製薬の社内取締役に選任し、次男のソ・ジュンソク理事(34)をセルトリオンヘルスケアの社内取締役に選任するなどの案件を通過させた。

ソ・ジンソク上級副社長はセルトリオン研究開発本部課長、バイオテクノロジー第1研究所長、セルトリオンスキンキュア代表取締役を経て、セルトリオン製品開発部門長として働いている。昨年末に引退したソ名誉会長の社内取締役に代わってセルトリオン理事会の議長を務める。ソ・ジュンソク理事は2017年セルトリオンに課長として入社し、2019年に未登記役員取締役に上がり、現在はセルトリオンで運営支援担当長を務めている。ソ・ジョンジン名誉会長は去る23日、3社の登記役員(社内取締役)職からすべて下りた。
  • 毎日経済 | キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-27 00:18:40




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