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現代オイルバンク、バイオディーゼル事業に2200億投資


現代オイルバンクは親環境(環境に配慮した)ホワイトバイオビジネスを始めるために、バイオディーゼルの自社生産量の確保に積極的に乗り出す。ホワイトバイオは生物性原料から生産されるバイオ燃料、ケミカル、プラスチックを総称するカーボンニュートラル事業を意味する。現代オイルバンクはすでに昨年末からバイオディーゼルの自社生産のための準備段階を経た。早ければ今年の下半期に関連する生産設備に着工し、来年から事業に本格的に進出する予定だ。

30日の精油業界によると、現代オイルバンクはバイオディーゼルの生産工程特許を保有する会社(ライセンサー)との契約を終え、施工会社を選定してバイオディーゼルに対する生産施設建設のための基盤作業に着手した。このライセンサーは、精油および石油化学産業でプロセス設計を専門とする会社だ。

現代オイルバンクは「Bプロジェクト」と名付けられた新工程建設作業のためにタスクフォース(TF)を設け、ソウルに事務所をオープンした。このプロジェクトにのみ最大で2200億ウォンを投資して、約21ヶ月間の建設作業を経て来年の下半期に竣工すると予想される。 Bプロジェクトは現在の石油化学プロジェクト「HPC」施設を建設中の、忠南・瑞山(そさん)の現代オイルバンク工場干拓地内の敷地に建設される予定だ。

現代オイルバンクがバイオディーゼル事業に直接飛び込む理由は、環境規制による収益性の悪化を回避するとともに、環境・責任・透明経営(ESG経営)が台頭したことから環境に配慮した事業に転換するためだ。

バイオディーゼルは大豆やパーム、廃食用油などから抽出された植物性燃料で、政府は現在石油会社が供給する軽油に3%を義務的に混合するように規制している。来る7月から3.5%に比率が上げられる。政府は2050年までにこれを5%に引き上げる計画だ。現代オイルバンクはこの過程でコスト競争力を高めるために、バイオディーゼルを直接生産して軽油に混合するという計画だ。
  • 毎日経済 | チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-30 21:46:31




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