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モバイルショッピング市場、5兆ウォン肉迫(2/4)

来年にはホームショッピングも抜かす勢い 

  • モバイルショッピング市場、5兆ウォン肉迫(2/4)
  • 消費者がスマートフォンで割引食堂チケットを購入し、その場で使用している。<チケットモンスター提供>

流通チャネル「核」で浮かび上がる「モバイル」

来年市場規模10兆ウォン

韓国オンラインショッピング協会は当初、今年国内モバイルショッピング市場規模が3兆9700億ウォンに達すると予想した。しかし、最近4兆7500億ウォンに大幅に上向調整した。前年(1兆7000億ウォン)対比179.4%という記録的な成長率だ。

協会は、配送を必要とする有形商品取引のみをモバイルショッピング市場として分類し集計する。「ハッピーマネー」のようなモバイル商品券は除外した数値だ。これを合わせると実質的なモバイルショッピング市場規模は、今年5兆ウォンに達すると推算される。

2010年だけでもモバイルショッピング市場規模は、3000億ウォンに過ぎなかった。3年後に16倍成長したというわけだ。協会は、来年モバイルショッピング市場規模は100%以上成長し、史上初めて10兆ウォンを突破すると予想した。10兆ウォンというとTVホームショッピング市場(9兆5300億ウォン)予想値を超える数値だ。モバイルショッピングがホームショッピングまでおさえて、主力流通チャネルとして浮上するという意味だ。

韓国オンラインショッピング協会のチョ・ソンヒョン企画管理室長は「来年、モバイルショッピング市場規模を10兆ウォンと展望はするが、実は予想が無意味だ。モバイル市場は、常に予想値をはるかに飛び越える成長傾向をみせてきた。10兆ウォンは、最小値だといっても差さしさわりない」と自信をみせた。モバイルショッピングがこのように急成長した背景には、既存のオフラインとオンラインショッピングの相当量がモバイルに移動中であるからだ。

ソーシャルコマース業界でモバイル注文は現在、各社売上の半分以上を占める。クーパンのモバイル取引額はすでに5000億ウォンを超えた。チケットモンスター、ウィメフもモバイル売上比率が50%を突破して久しい。Gマーケットやオークション、11番街などオンラインオープンマーケットも、モバイル比率が一桁から10%後半台に高くなった。11番街は今年、モバイルだけで7000億ウォン台の売上を上げる予定だ。オークションは、今年初めだけでもモバイルショッピングの比率が5%に過ぎなかったが、現在18~20%水準に高くなった。

GSショップ、CJオーショッピングなどホームショッピング業界も全体売上の約10%がモバイルを通じて発生した。百貨店・大型マートなど、オフライン流通業者もモバイル市場を積極攻略し始めた。Eマートは、今年モバイル販売額が500億ウォン水準に過ぎないが、毎年2倍以上成長すると豪語する。新世界百貨店は、モバイルアプリを最近リニューアルし、その効果が少しずつ現れている。

オープンマーケットのある関係者は「PCでオンラインショッピングをしていた"マウス族"が、モバイルでショッピングする「親指族」に変わっている。価格が安かったりブランド間の品質の差が小さい商品が多く売れる品目」だと説明した。
  • 毎経済エコノミー_カン・スンテ記者
  • 入力 2013-12-19 14:34:00




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