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LG電子、日本のテレビ特需を積極攻略

OLEDテレビで勝負 

  • LG電子、日本のテレビ特需を積極攻略

日本のテレビ市場で有機発光ダイオード(OLED)テレビの割合が急速に成長し、世界で最初に30%(売上高基準)を超えると予想されるなか、LG電子とLGディスプレイは日本のOLEDテレビ市場の攻略に拍車をかけている。 LG電子は最近、日本で2位のテレビショッピングチャンネル「QVC」に進出するなど、販売チャネルの拡大に注力しており、LGディスプレイは日本国内の「OLED大勢化」のために、日本の公営放送局NHKと技術協力を進めている。

去る8日に訪れた東京日本橋の三越7階ビックカメラの店舗。 LG電子をはじめソニーとパナソニックや東芝、シャープなどの看板高級テレビモデル12台が壁面を飾っていた。このうちOLEDテレビは7台だ。プレミアム製品を多く扱うショップのOLEDテレビの割合は3分の2に達するというのが店側の説明だ。

日本の3大家電量販店であるヨドバシカメラでも、最大店舗である秋葉原店4階のテレビ店も事情は大きく違わない。この店のメイン展示スペースには12台のLG電子製OLEDテレビが設置され、訪問者の目をひきつける。この店のユサ・ヤスヒコ マネージャーは「2~3年前からOLEDテレビの割合が急速に増え、いまでは販売製品の40%を占めている」と語った。

市場調査機関オムディアは日本テレビ市場での売上げ基準で、OLED テレビの割合は昨年第3四半期の22%から、今年の第3四半期には30.5%に上がり、初めて30%を突破するものと予想した。今年の第3四半期の北米と欧州の市場シェア予測値がそれぞれ12%と13.4%であることを勘案すれば、日本のOLEDテレビ市場の成長を推し量ることができるだろう。今年の日本のOLED テレビ販売台数は70万9000台で、昨年よりも54.8%成長すると予想される。日本のOLEDテレビの平均販売価格は、2018年の2825ドルから昨年は2216ドルに下がった。コロナ19による「チプコク」が続くなか、このように価格の負担が減って需要が急増している。

特に48インチ製品の人気が高い。日本には1人暮らしや面積の広くない家が多く、ゲームを楽しむ人口も多く、画質・反応速度・没入感などに優れた48インチOLEDテレビは大いに歓迎されている。昨年は48インチOLEDテレビの世界販売台数の5分の1が日本で売れたほどだ。 LG電子が昨年6月に日本で48インチOLEDテレビを世界で初めて発売して以来、ソニーとパナソニックなどの日本企業も先を争って48インチOLEDテレビを出荷した。

2015年から日本市場でOLEDテレビを販売してきたLG電子は、成長傾向が急峻な日本市場の攻略に速度を出している。最近、日本のメーカーにも障壁の高いショッピング第2位のQVCで販売を進めるなど、流通チャネルを拡大している。 QVCでOLEDテレビが販売されるのはLG電子が初めてだ。 LG電子は家電量販店を多く利用する日本人の消費習慣を考慮し、ヤマダデンキ、ビッグカメラ、ヨドバシカメラなどの3大量販店のすべてにOLEDテレビ製品を入店させた。

LG電子の関係者は、「日本のOLED テレビ拡散傾向はすばやく、グローバル市場の雰囲気をリードしている」とし、「今年は特に東京オリンピックがあるだけに、販売拡大に積極的に乗り出す計画」だと説明した。

OLEDパネルを供給しているLGディスプレイもNHKと技術協力を本格的に進めるなど、日本市場に力を入れている。 NHKは今年、東京オリンピックを世界に先駆けて8Kで中継するという計画の下で、LGディスプレイの8K OLEDテレビで試験放送を行っていることが分かった。
  • 毎日経済 | 東京=キム・ギュシク特派員/ソウル=ノ・ヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-09 17:24:27




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