ポスコ、リチウム「国産化」宣言…韓国内で量産



グローバルな電気自動車用バッテリー市場の覇権をめぐって中国と韓国との間の競争が激しいなかで、電気自動車用バッテリーの陽極材の核心素材であるリチウムが国内で近いうちに量産に入る。その主人公はポスコだ。

鉄鋼と非鉄金属などの製錬大国である韓国が、リチウムの量産に突入するのは今回が初めてだ。ポスコは14日、去る9日の理事会で全羅南道光陽経済自由区域の栗村産業団地内の年間4万3000トン規模のリチウム鉱石抽出工場に対する投資事業を報告し、これに対して承認を受けたと明らかにした。このようなリチウムの生産規模は、年間100万台の電気自動車を生産するバッテリー量をカバーできる規模だ。

ポスコケミカルとエコプロビーエム(ECOPRO BM)など、電気自動車用バッテリー素材である陽極材を生産する国内企業は、米国・中国・南米などからリチウムを99.9%ほど輸入してきた。 CATLなど中国のバッテリー製造企業はリチウム生産者であることから、韓LGエネルギーソリューションとSKイノベーションやサムスンSDIなどに比べて原材料の需給に関する心配は小さかった。今後はポスコがリチウム量産に入ると、国内企業もいっそう円滑になった原材料の需給の恩恵を受けると思われる。

ポスコはリチウム鉱石生産企業である豪州ピルバラ(Pilbara)との合弁会社を検討しており、合弁会社の持分比率と投資規模は両社が協議しているところだ。業界では投資規模は数千億ウォン台に達すると予想している。

ポスコはこれまで光陽(くぁんやん)にデモプラントを設立し、リチウム抽出のための技術確保に乗り出してきた。デモプラントでは年産2500トンにとどまっていたことを、今回の投資によって17倍ほどの生産規模を増やして本格量産に乗り出すわけだ。今回、ポスコが合弁会社の形で立てる工場は今年の上半期に着工に入り、来る2023年の竣工を目標にしている。 「K-バッテリー」業界は2023年から、原材料~バッテリー生産~完成車生産につながるサプライチェーンが完成するという意味だ。

  • 毎日経済 | ハン・ウラム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-14 19:42:42